スコールの額を横切る、一本の傷。
あれをつけたのが誰なのか、FF8を遊んだ人なら忘れないはずです。
バラムガーデンきっての問題児にして、スコールの宿命のライバル、サイファー・アルマシー。物語を通して主人公の前に立ちはだかり、最後まで「悪役」とも「友」とも言い切れない立ち位置を貫いた人物です。
なぜ彼は、あれほど執拗に魔女の騎士を目指したのでしょうか。 憎めない部分と、どうしようもなく危うい部分。その両方を、順に見ていきます。
※ストーリーの核心に触れる箇所があります。未プレイの方はご注意ください。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | サイファー・アルマシー |
| 年齢 | 18歳(スコールより1つ年長) |
| 身長 | 188cm |
| 誕生日・血液型 | 12月22日・O型 |
| 所属 | バラムガーデンのSeeD候補生(風紀委員長) |
| 武器 | ガンブレード「ハイペリオン」 |
| 特殊技 | 雑魚散らし |
| 声優 | 子安武人(『キングダム ハーツ II』『ディシディア オペラオムニア』) |
原作のFF8は音声のないゲームです。声優の情報は、後年の他作品での出演にもとづいています。

万年候補生という立場

サイファーの実力は、本物でした。
攻略資料でも、SeeDに届くだけの力を持つと紹介されています。それなのに、認定試験には何度も落ちています。
理由は、協調性のなさ。単独行動を好み、周囲と歩調を合わせられない。ひとことで言えば、強いけれど扱いづらい人間だったわけです。
ガーデンでの肩書きは風紀委員長ですが、学園一の問題児としても名が知れています。規律を守らせる側にいながら、自分が最も規則に収まらない。
この矛盾が、彼の人物像をよく表しています。
ガンブレードがつなぐ、スコールとの因縁
サイファーとスコールは、同じガンブレードの使い手です。
互いに実力は伯仲しており、物語が始まる前から何度も勝負を重ねてきました。サイファー自身も、スコールの腕を認める発言をしています。
ライバル心の裏側には、相手を認めているからこその苛立ちがあったように見えます。
そして、有名な額の傷。あれは訓練戦のなかで、サイファーがスコールにつけたものとされています。
この一本の傷が、二人の関係を象徴するものになりました。
「魔女の騎士」に懸けた夢

サイファーを理解するうえで外せないのが、映画「魔女の騎士」です。
ラグナ主演のこの映画に、彼は心酔していました。ガンブレードの構えや勝利のポーズが映画のラグナによく似ている、と指摘する資料もあります。
ドールで語られる「ロマンティックな夢」も、魔女の騎士になることだと考えられています。
憧れの対象が、のちにスコールの物語と深く絡むラグナの姿だった点は、見逃せない符合です。
ただし、これが作中でどこまで意図された演出なのかは、確認できた資料からは断定できません。

イデアの騎士として立ちはだかる

サイファーは、ティンバーで魔女イデアと出会います。
彼女の騎士になる道を選んだ瞬間、スコールたちとの対立は避けられないものになりました。夢に見た「魔女の騎士」という役目を、ついに手に入れたからです。
ところが、イデアはSeeDとの戦いに敗れ、魔女ではなくなります。騎士としての居場所を失ったサイファーは、次にリノアに宿ったアルティミシアの言葉にすがりました。
ルナティック・パンドラを海底から引き上げ、リノアをアデルに差し出すなど、後戻りのできない行いを重ねていきます。
最後の戦いで彼は「もう後戻りできない」と口にします。夢を追う者が、夢のために引き返せなくなっていく。その痛々しさは、悪役というより、道を踏み外した若者そのものです。
風神・雷神という存在

サイファーのそばには、いつも風神と雷神がいました。
物語の結末では、戦いのあとサイファーは雷神・風神のもとへ戻っています。悪事に手を貸しながらも、彼らとの絆だけは最後まで消えなかったことがうかがえます。
ひとりで夢に突き進んだ男に、帰る場所が残っていたのです。

リノアとの関係について
資料によっては、リノアはサイファーの元彼女とされています。ここは作中の描写から読み取れる範囲に留まるため、断定は避けます。
ただ、サイファーにとってリノアが単なる敵対者でなかったことは、彼が彼女に向ける執着の強さからも伝わってきます。
なぜサイファーは愛されるのか
悪役なのに、サイファーはなぜか憎み切れません。
第一に、夢を追う姿の純粋さ。やり方は間違っていても、憧れを本気で貫いた点は、誰の心にも覚えがあるはずです。
第二に、スコールの鏡であること。孤独で、不器用で、人と距離を置く。二人は正反対に見えて、実はよく似ています。
そして絆の描写。風神と雷神が最後まで離れなかった事実は、サイファーの人柄が悪いだけではなかったと教えてくれます。
まとめ
サイファー・アルマシーは、「魔女の騎士」という夢にすがり、道を誤り、それでも帰る場所を失わなかった青年です。
スコールの傷に刻まれた因縁、映画への憧れ、風神・雷神との絆。ひとつずつ辿ると、彼がFF8の物語に欠かせない存在であると分かります。
リマスターで遊び直すとき、ぜひサイファーの視点にも注目してみてください。
関連記事





よくある質問(FAQ)
- スコールの傷はサイファーがつけた?
-
はい。訓練戦のなかでサイファーがつけたものとされています。
- サイファーの年齢は?
-
18歳です。スコールより1つ年長で、身長は188cm、誕生日は12月22日、血液型はO型です。
- サイファーの声優は?
-
子安武人さんです。原作のFF8は音声なしで、『キングダム ハーツ II』や『ディシディア オペラオムニア』での出演にもとづく情報です。
- サイファーの武器は?
-
ガンブレード「ハイペリオン」です。特殊技として「雑魚散らし」が挙げられています。
- 「魔女の騎士」とは?
-
ラグナ主演の映画の題名です。サイファーが心酔し、自分も魔女の騎士になることを夢見ました。
- サイファーはなぜ敵になった?
-
ティンバーで魔女イデアと出会い、彼女の騎士となる道を選んだためです。
- サイファーの最後は?
-
戦いのあと、雷神・風神のもとへ戻ったと記されています。
- サイファーとリノアの関係は?
-
資料によっては、リノアはサイファーの元彼女とされています。ただし、作中の描写から読み取れる範囲に留まるため、断定はできません。
【PR表記】 本記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。商品の購入により、当ブログに紹介料が支払われる場合があります。感想・考察は筆者個人の見解ですが、事実関係については執筆時点で確認できた一次情報に基づいています。