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FF16は名作か駄作か?全16作プレイ済みが再評価【2026年版】

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FF16について,率直に書いてみようと思います。

2023年6月に発売された当時,本作の評価は賛否両論で大きく割れました。

「シリーズ最高の映像美」「召喚獣バトルの演出が神」と絶賛される一方で,「これはFFじゃない」「RPG要素が薄すぎる」と本気で怒っているファンもいましたね。

私自身,発売日にPS5版を買ってプレイしたんですが,正直な感想は「確かに凄いけど物足りない」でした。

全16作をプレイしてきたFFファンとして,どこかFFらしさを感じられないもどかしさを抱えたまま,クリアしたのを覚えています。古参ならではの厄介なところもあるのかもしれませんが…。

でも3年経った今,DLCや他機種展開を経て,本作の見え方が少しずつ変わってきたんですよ。「あの時感じた違和感の正体」も,冷静に整理できるようになりました。

本記事では,FFシリーズの総プレイ10,000時間、FFファン歴20年以上の筆者が,FF16を発売3年目の視点で再評価します。批判点も魅力もフェアに扱いたいので,「FF16は好きだけど周りには批判が多くて」という方や,「あの時プレイし切れなかった」という方の参考になれば嬉しいです。

目次

FF16の基本情報

FF16 タイトル

まずは基本情報をご覧ください。

項目内容
発売日2023年6月22日(PS5独占)
PC版2024年秋(Steam)
Xbox版2024年秋
ジャンルアクションRPG
ディレクター高井浩
プロデューサー吉田直樹(FF14総合ディレクター)
音楽祖堅正慶
キャラクターデザイン皆葉英夫,河森正治
主人公クライヴ・ロズフィールド
CEROD(17歳以上対象)

FF14の吉田直樹プロデューサーが手掛けた,シリーズ初の「ダークファンタジー」路線の作品です。中世的な世界観とセンシティブな表現を含む大人向けの内容が特徴ですね。

発売当時の評価と現在

FF16 ドミナント

2023年6月の発売から3年。評価がどう変わってきたか,整理してみます。

発売当時の主な評価

  • 「映像美とアクションは歴代最高」
  • 「召喚獣バトルが映画的すぎる」
  • 「音楽の完成度が凄まじい」
  • 「でもRPG要素が薄い」
  • 「サブクエストが単調で作業感」
  • 「これは本当にFFなのか?」

賛否がここまで割れた作品は,実はFF13以来なんですよね。「凄いけど何か違う」というモヤモヤした感覚を持ったプレイヤーが,本当に多かった。

2026年現在の評価

  • Xbox・PC版・Switch 2版で新規プレイヤー流入
  • DLC「時を渡る翼」「海の慟哭」の追加でボリューム改善
  • 「新時代のFFとして受け入れる」ファンが増加
  • FF14ファンからの評価は依然高い
  • 逆に「クラシックFFファン」からの拒絶は根強い

つまり,発売から時間が経つほど「新規プレイヤーには受け入れられ,古参FFファンには賛否が分かれる」構造が固まってきているんです。

批判点を正面から整理

FF16 シナリオ

まず,FF16が批判される理由をざっと書きますね。

「RPG要素の希薄化」

これが最大の批判ポイントと感じています。従来のFFにあった「じっくりレベル上げ」「装備を吟味」「魔法・アイテム管理」といったRPG要素が,FF16では大きく削減されています。

戦闘は完全アクションで,キャラクター育成は「アビリティ習得」中心。「気付いたらレベルが上がっていた」プレイ体験になってしまい,RPG好きには物足りなさを感じさせました。

玄人的には、プレイスキルで低レベルクリアを楽しむこともできますが、成長実感は正直薄いです。武器やアビリティが追加されて、強くなっているような感覚ですね。

「サブクエストが単調」

もう一つよく指摘されるのが,サブクエストの内容ですね。「〇〇を〇個集めてこい」「〇〇と話せ」というお使い型のクエストが多く,プレイヤーの意欲を削ぐという声が多く聞かれました。

FF14の吉田Pチームの得意分野のはずのサブクエストが,なぜかFF16では平板になってしまった感があります。実際、FF14に近しいものを彷彿とさせますが…。

「シナリオが一本道」

物語進行の自由度も批判されました。「敵を倒す→次のマップに進む」の連続で,探索やフィールドでの寄り道要素が少ないです。FF7リメイクやFF15と比較すると,明らかに「オープンワールド感」が薄いんです。

強いて言えば、サブクエストでフィールドを駆けまわるぐらいでしょうか。映像が美麗なだけにもったいないと感じてしまいます。

「これは本当にFFなのか?」

そして最も感情的な批判が,「FFらしさの喪失」でした。ドット絵時代からのFFファンにとって,本作は「まったく別のゲーム」に見えたのは事実です。

ファンタジーな世界観ではありながらも、シナリオはヒューマンドラマが主体となっていて、新開拓した形でしょう。この点は、評価する声も批判する声もあります。

人を選んでいるという結果ではありますので、これらを無視して「神ゲー!」と言い切ることはできません。

3年経って見えるFF16の魅力

FF16 再評価

でも,冷静になって振り返ってみると,本作にしかない魅力もたくさんあるんですよね。

シリーズ最高峰の映像美

映像面では,FFシリーズ史上最高と言い切れます。特に召喚獣同士のバトルシーン——イフリート vs バハムート,フェニックス vs シヴァは,まさに映画の一シーンのような迫力ですね。

PS5のスペックを最大限に活かした演出は,「映像作品としてのFF」として究極形に達しています。3年経っても,このレベルの召喚獣バトルはFF16だけでしょう。

祖堅正慶の音楽が神懸かっている

音楽担当は,FF14の祖堅正慶さん。「Find the Flame」などの主題歌は,発売当時から高い評価を受けています。

戦闘BGMの熱量,静寂シーンの緊張感,そして召喚獣戦の壮大さ。「音楽だけを聴くために本作をプレイする価値がある」と言えるほどの完成度なんですよ。

クライヴという主人公の完成度

主人公クライヴ・ロズフィールドは,FFシリーズでも屈指の完成度を持つ主人公だと思います。

弟ジョシュアを守れなかった罪悪感,兄としての責任,愛する人を守るという決意。大人になった主人公が背負うものを、これほど丁寧に描いたFFは他にありません。序盤の若きクライヴから,中盤の成長したクライヴへの変化は,キャラクター描写の到達点と言えますね。

登場人物の幼少期から背景、心情まで深掘りしているので、ドラマのような感覚で楽しめるのも魅力ですね、。

ジル・ワーリックとの静かなラブストーリー

クライヴとジルの関係も,本作の隠れた魅力です。派手なラブシーンはないけれど,幼馴染として引き裂かれ,再会し,共に戦う二人の絆が丁寧に描かれています。

これは「大人の恋愛」を描いたFFとして,シリーズでも珍しいタイプ。恋愛描写だけを目当てにプレイする価値もある作品なんですよ。

このあたりの複雑な表情の機微は映像が美麗であるほど感じ取りやすく、より印象的で感傷的な気持ちを体験できます。

吉田直樹の「大人向けFF」への挑戦

そして本作の存在意義そのものが,「FFを大人向けに再定義する試み」だったと,今なら理解できます。

FFシリーズは長年,明るいファンタジー寄りに寄っていました。そこに「HBO作品のような大人向けダークファンタジー」を持ち込んだのが本作。この方向性は,FF14で培われた吉田Pのセンスがなければ実現できなかったはずです。

好き嫌いは分かれますが,「FFを新しい方向に進めた実験作」として,本作の存在は貴重ですよね。 こういったローンチタイトルが今後の名作の礎となっていくこともあります。

DLCと他機種展開で本作は変わったか

FF16 DLCタイトル

発売後の展開も見ておきます。

余談ですが、FF15ではDLC配信が中断されたこともあり、強い批判を受けています。あえて本編に穴をつくっていただけに、物語がよく分からないままになってしまいます。

本作にも、そんなシナリオの穴を埋めるDLCが配信されています。

DLC「時を渡る翼」

2023年12月配信の第1弾DLC。リヴァイアサンの復活を巡る新エピソードで,マザークリスタルに関する隠された真実が語られます。本編の物足りなさを補う,重要なストーリー拡張です。

DLC「海の慟哭」

2024年春配信の第2弾DLC。空を戦場にした召喚獣バトルが展開される,本編以上に派手な演出のコンテンツ。アクションの完成度が更に高まる内容でした。

他機種展開の影響

2024年秋のPC版・Xbox版発売により,新規プレイヤー層が大幅に増加。「FF14を経験した吉田Pの新作」として,海外市場でも高い評価を得ています。

そして2025年秋以降と噂されるSwitch 2版の発売で,さらに新規プレイヤーが増える可能性があります。

2026年に本作をプレイする価値

FF16 再評価

「今から本作をプレイする価値はあるのか?」と聞かれれば,「あります」と答えます。

価値①:完全版DLCで遊べる

現在発売されているFINAL FANTASY XVI Complete Editionなら,本編+DLC2本+各種特典が入って15,000円前後。発売当時よりコスパが良く,物語も完結した状態で楽しめます

価値②:ストーリーモードでアクション苦手でもOK

「アクションが苦手」という方も安心。本作には「ストーリー重視モード」があり,敵の攻撃回避や必殺技を自動化して物語に集中できます。アクション苦手なプレイヤーへの配慮がしっかりある作りですね。

価値③:映像作品として楽しめる

召喚獣バトルは,本当に映画的です。「映像作品を体験する感覚でプレイする」のが,本作の一番の楽しみ方かもしれませんね。

それでも残る課題

正直,本作には今も解消されない課題があります。

「クラシックFFファンを完全には取り込めていない」問題は,DLCが出た今もそのままですね。「FF6・FF9・FF10のようなFFを求めているファン」にとって,本作は最終的に「別ゲー」のままになってしまいます。

でも,これは「FFシリーズがどう進化するか」の実験として捉えれば,避けられない副作用だったのかもしれません。

まとめ:FF16は「新時代のFFへの挑戦作」

3年経った今,私はFF16を「賛否両論あるが,シリーズの新時代を切り開いた挑戦作」だと評価しています。

RPG要素の希薄化,サブクエストの単調さ,一本道感——これらの批判は事実です。同時に,映像美,音楽,クライヴの物語,「大人向けFF」への挑戦——これらの魅力も紛れもなく本物です。

「クラシックFFの延長」を期待するとがっかりする作品。でも,「新しいFFの形を体験したい」なら,これほど貴重な作品はない

未プレイの方は,Complete EditionでDLCまで含めた完全体を楽しんでください。「あなたにとってのFFとは何か」を考える機会になるはずですよ。

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よくある質問(FAQ)

FF16は今からプレイする価値はある?

十分にあります。Complete EditionでDLC込みの完全体を楽しめます。アクションが苦手でも「ストーリー重視モード」で問題なくクリア可能。

「映画的なFF体験」を求めるならこれ以上の作品はありません。

FF16と FF15,どっちを先に遊ぶべき?

これは好みですが,FF15を先にプレイするのがおすすめですね。FF15の「未完成な物語」を経験してから,FF16の「完結した物語」を体験すると,シリーズがどう進化したかを実感できます。

FF16のPS5版と PC版,どちらが良い?

画質・フレームレートを最優先ならPC版(ゲーミングPCがあれば),手軽に楽しむならPS5版ですね。Switch 2版が正式発表されれば,携帯モードで遊べる魅力も加わります。

FF16のクリアまでの時間は?

メインクリアで40〜50時間,DLC含めて60〜80時間ですね。従来のFFよりコンパクトですが,充実したストーリーが詰まっています。

社会人プレイヤーでも週末+数週間でクリア可能な作品です。

子供と一緒にプレイできる?

CERO Dなので子供との同時プレイはおすすめできません。血・戦闘・裸体表現があるため,17歳以上向けです。中高生以下と楽しみたい方は,FF10やFF9を選ぶのがいいですね。

FF16の続編は予定されている?

2026年6月時点で明確な続編発表はありません。ただし本作の物語は完結しているため,直接続編よりも「同じ吉田Pチームによる新FF」の可能性が高いと思われます。

FF14ファンならFF16は絶対プレイすべき?

強くおすすめします!吉田直樹Pの手掛けた作品なので,FF14の演出・音楽・シナリオが好きな方には響くはず。

祖堅正慶さんの音楽も含めて,FF14的なテイストを本気で凝縮した作品として楽しめますよ。


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