自分こそが物語の主人公だと名乗る男。
FF12を遊んだ人なら、あの不遜で飄々とした態度を覚えているでしょう。空賊を名乗り、軽口を叩きながら、肝心なところでは誰よりも冷静。プレイヤーの多くが、物語の語り手のように感じたキャラクターです。
けれども、あの軽やかさの裏には、重たい過去が隠れていました。自由を愛する空賊は、何から逃げ、何と向き合ったのか。本名や父との関係を手がかりに、バルフレアの素顔を整理します。
※ストーリーの核心に触れる箇所があります。未プレイの方はご注意ください。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | バルフレア(本名:ファムラン・ミド・ブナンザ) |
| 種族 | ヒュム族 |
| 年齢 | 22歳 |
| 出身 | アルケイディア帝国 |
| 身長 | 183cm |
| 職業 | 空賊 |
| 愛機 | 飛空艇シュトラール |
| 相棒 | フラン |
| 声優 | 平田広明 |
声優は平田広明さんです。『ディシディア オペラオムニア』などの後年の作品でも、同じ方が演じています。

「自称・主人公」の意味

バルフレアの代名詞が、「自分こそ物語の主人公だ」という名乗りです。
これは開発側の遊び心だと受け止められています。実際の物語では、ヴァンのほうが真の主人公として描かれ、バルフレアはその傍らで物語を引っ張る存在、あるいは語り手のような立ち位置にあります。
その後の作品『FF12 レヴァナントウィング』では、「自分は脇役を務める」という趣旨の台詞も口にします。
主人公を名乗りながら、実は脇に回ることを選べる。この余裕こそ、バルフレアの格好よさです。
空賊としての顔
バルフレアは、飛空艇シュトラールを駆る空賊です。
性格は、報酬に興味がなければ動かない気まぐれな自由人。けれども、完全な冷徹さとは違います。パンネロとバッガモナンが連れ去られたとき、バルフレアが責任を感じていた、というフランの言葉も残っています。
ヴァンとの出会いは、ラバナスタの王宮に盗みに入ったときでした。そこから、魔石をめぐる争いに巻き込まれていきます。
本名ファムランと、帝国を捨てた過去
バルフレアの本名は、ファムラン・ミド・ブナンザです。
かつては帝国のジャッジでした。父は、帝国の科学者であるシド(シドルファス・デム・ブナンザ)です。ところが、父は破魔石の研究にのめり込み、人が変わってしまいます。息子の目には、父が何か得体の知れないものに奪われていくように映りました。
バルフレアはジャッジの道を捨て、名前も変えて空に出ます。父から逃げた、という負い目を抱えたまま、自由な空賊として生きる。この選択が、物語全体に通じる彼の陰影を生んでいます。
なお、ミドネームの「ミド」は、FF5のシド・ミドに由来するとされています。
父シドとの決着
終盤、バルフレアは父との確執に向き合います。
シドは別の道を選び、バルフレアはアーシェたちと、その計画を止める側に立ちました。父を救い戻すことはできませんでしたが、破魔石の力を世界の未来に渡さない決断を下します。
フォーン海岸では、アーシェに自らの素性を明かす場面があります。破魔石から逃げてきた自分の過去を打ち明けるこの一幕は、バルフレアの本音がのぞく名場面として知られています。
ただし、この場面の意図については解釈が分かれる部分もあるので、ぜひご自身のプレイで確かめてみてください。

フランとの関係

バルフレアを語るうえで、フランは欠かせません。
二人は、種族を超えた対等な相棒です。バルフレアが過去を捨てて空に出たあと、自分で行き先を決める生き方を取り戻せたのは、フランの存在が大きかったと読む声もあります。
言葉は少なくても、互いを信頼している。二人のやりとりは、FF12の魅力のひとつです。
戦闘面とおすすめジョブ

FF12では、ライセンスボードで育成の方向を自由に決められます。バルフレアは、初期ライセンスに銃の装備を持っています。
Lv99時のステータスは、HPが4661〜5495、MPが453〜752、力が75、魔力が63、活力が58、スピードが38が目安です。典型的な前衛タイプの数値です。
おすすめのジョブは、ゲームバージョンによって見方が分かれます。
- 機工士とモンクの組み合わせ:白魔法と時空魔法が使える、HP満タン時に攻撃力が上がり火力が高い、召喚ライセンスのかみ合わせが良い、という評価がある
- もののふ、ブレイカー、ウーラン:近接の物理アタッカーとして向いているとされる
イメージとは違い、機工士単体では相性が悪いという見方もあります。迷ったときは、物理攻撃役として育てるのが安定します。
エンディングのバルフレア
物語の終盤、バルフレアは命を落としたかのように描かれる場面があります。しかし、エンディングでは生きていることが明かされます。
不敵な笑みで、また空へ戻っていく。最後まで「主人公」を名乗る男らしい去り際だと感じる人も多いでしょう。
なぜバルフレアは愛されるのか
愛される理由を三つ挙げます。
まず、自信満々な口ぶりと、確かな実力の両立。言うだけの男ではありません。
次に、過去を背負っているのに、重く語らない美学。だからこそ、ふとした場面の本音が刺さります。
そしてヴァンやフランとの距離感。仲間を引っ張りながらも、決して押しつけがましくない関係が心地よいのです。
まとめ
バルフレアは、本名ファムランという過去を捨て、空賊として生きる自称・主人公です。
父との確執、フランとの絆、ヴァンとの出会い。それぞれを知ってから見返すと、あの軽口の奥にあるものが見えてきます。
FF12 ザ ゾディアック エイジを遊び直すときは、ぜひバルフレアの台詞の裏側にも耳を傾けてみてください。
関連記事





よくある質問(FAQ)
- バルフレアとは?
-
FF12に登場する空賊で、飛空艇シュトラールを操ります。「自称・主人公」を名乗る、不遜で飄々としたキャラクターです。
- バルフレアの本名は?
-
ファムラン・ミド・ブナンザです。かつては帝国のジャッジでした。
- バルフレアの声優は?
-
平田広明さんです。
- バルフレアの年齢は?
-
22歳です。身長は183cmとされています。
- バルフレアとフランの関係は?
-
種族を超えた対等な相棒です。
- バルフレアの父は誰?
-
帝国の科学者シド(シドルファス・デム・ブナンザ)です。破魔石の研究にのめり込む父から逃げるように、帝国を離れました。
- バルフレアのおすすめジョブは?
-
機工士とモンクの組み合わせ、あるいはもののふ、ブレイカー、ウーランなどが挙がっています。物理攻撃役として育てると安定します。
【PR表記】 本記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。商品の購入により、当ブログに紹介料が支払われる場合があります。感想・考察は筆者個人の見解ですが、事実関係については執筆時点で確認できた一次情報に基づいています。