「キマリは通さない」
旅の途中で、幾度となくこの言葉を聞きました。無口で、表情もほとんど動かない。それなのに、ユウナの前に敵が立てば、誰よりも先に身を乗り出してくる。
FF10のキマリは、そういう人物です。仲間の中で、いちばん語られない存在かもしれません。
ところが物語を丁寧に追うと、彼ほど長い時間、ユウナを守り続けてきた者はいないことに気づきます。無口の裏にあった思いを、確認できた範囲で探っていきます。
※ストーリーの核心に触れる箇所があります。未プレイの方はご注意ください。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | キマリ=ロンゾ |
| 種族 | ロンゾ族(獣人種族) |
| 年齢 | 25歳 |
| 身長 | 204cm |
| 初期武器 | スティンガー |
| 初期のアビリティ | 竜剣、ジャンプ |
| オーバードライブ | 敵の技 |
| 声優 | 長克巳(公式の発信では「長 克己」表記の例もあり) |
ロンゾ族のなかでは小柄とされますが、人間と比べれば十分に大柄です。204cmという体格は、パーティ随一でしょう。

公式が語る「ユウナを守る者」

FF公式のキャラクター紹介では、キマリはこう紹介されています。
獣人種族ロンゾ族の青年。父を失った幼いユウナを守り続け、現在もガードとして一番近くで彼女を護衛している。寡黙だが、ユウナを守ろうとする意思は誰よりも強い。
ここに、彼のすべてが詰まっています。ガードになった経緯については、資料によって説明が異なります。
ベベルからユウナをビサイドへ連れてきたとする説明もあれば、瀕死の人物から少女を頼まれて引き受けた、と紹介する資料もあります。
いずれにしても、ビサイドに着いた後もユウナを守り続けた点は共通しています。
ある資料では、旅立つつもりだったキマリを、幼いユウナが泣いて引き留めたとされています。真偽の確認は取れていませんが、そうだとすれば、あまりにも彼らしい始まり方です。
折れたツノと、故郷を離れた理由

キマリの額には、折れたツノがあります。
ロンゾ族では、立派なツノと体格が尊ばれます。小柄だったキマリは、若いころ同族からあざけられていたようです。
そのなかで、彼はビラン=ロンゾに挑み、何度倒されても負けを認めませんでした。その結果、ツノを折られた、と紹介されています。
ツノは生え変わりません。屈辱を抱えたまま、キマリは故郷のガガゼト山を降りました。
誇りを失った青年が、誰かを守ることで生き方を見つけた。そう読むと、彼の無口さにも違った重みを感じます。
ちなみに、物語の終盤、ガガゼト山でキマリはビランとエンケとの決闘に臨みます。
敗れた二人が口にするのが「キマリ=ロンゾ!見事なり!」という言葉です。長年の確執に決着をつけた場面として、印象深い一幕です。
ティーダとの関係
序盤のキマリは、ティーダをガードとして認めませんでした。
口もきかず、態度は冷ややかです。ただこれは、ユウナを守る立場から、同行を許してよい相手かどうかを見極めていたのだ、と解釈する資料があります。
「ガードの入部試験みたいなもの」という表現は、言い得て妙です。
やがて、ルカでビランたちに絡まれたころから打ち解け始め、のちには仲間として認めていきます。
ティーダやリュックにからかわれる場面もあります。寡黙な男が少しずつ笑われる側に回っていく過程は、旅の温かさを象徴しているようです。

戦闘性能:敵の技を覚える竜騎士

キマリの特徴は、敵の技を覚えて使うところにあります。
初期から使える「竜剣」を敵に当てると、その敵の技を習得できます。習得した技は、オーバードライブ「敵の技」で使えます。
攻略資料に挙がっている技には、次のようなものがあります。
| 区分 | 技の例 |
|---|---|
| 攻撃 | 火炎(全体)、アクアブレス(全体)、サンシャイン(全体)、回しげり |
| 状態異常 | 石化ブレス、くさい息、死の宣告 |
| 回復・補助 | ホワイトウィンド(味方全体)、マイティガード |
ただし、使うにはオーバードライブゲージを溜める必要があります。
また、スフィア盤の自分のエリアは狭く、他キャラのエリアへ早く移れる反面、役割がはっきりせず、方針を決めないと器用貧乏になりやすい、と注意されています。
おすすめの育成は、まず攻撃力を伸ばすこと。魔法系を強くしたいなら、ルールー、ユウナのエリアへ進み、魔力やMPを上げる道があります。
リュックのエリアで「盗む」を覚える手もあります。
物語終盤の働き

キマリの見せ場は、後半に集中しています。
- ベベルでシーモアから逃げる際、囮となってユウナたちを逃がす
- マカラーニャの泉で、ユウナの居場所をティーダに伝える
- シーモア戦では、「話す」コマンドでロンゾの怒りを語る台詞が聞ける
身を挺してユウナを守る場面が続きます。普段は多くを語らない人物が、行動で示す。だから、わずかな台詞が重く響くのです。
FF10-2でのキマリ

続編のFF10-2では、キマリはロンゾ族の長老となっています。
立場上ガガゼト山を離れられませんが、ユウナたちが訪ねると協力してくれます。
一方で、シーモアによる悲劇を経て、生き残ったロンゾ族はグアド族を強く恨んでいます。キマリは、暴走しかねない若者たちをなだめようと苦労しています。
折れたツノを治そうとする子供たちが登場する、という紹介もあります。かつて自分の誇りを折られた青年が、一族を導く立場になった。時間の流れを感じさせる変化です。
なぜキマリは愛されるのか
派手な見せ場は多くありません。それでも人気がある理由は、はっきりしています。
まず、言葉より行動で示す誠実さ。ユウナを守るという一点に、ぶれがありません。
次に、不器用さがもたらす愛嬌。ティーダに敵意を向けたり、からかわれたりする場面が、親しみを生みます。
そして挫折を乗り越えた強さ。折れたツノを抱えながら、誰かを守る側に回った歩みは、静かな感動を残します。
まとめ
キマリは、折れたツノという屈辱を抱えてガガゼトを降り、ユウナを守ることに自分の居場所を見つけた青年です。
寡黙で、不器用で、それでも誰より真っ直ぐ。FF10/10-2 HD リマスターで遊び直すときは、ぜひ彼の背中に注目してみてください。
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よくある質問(FAQ)
- キマリの年齢は?
-
25歳です。身長は204cmとされています。
- キマリの声優は?
-
長克巳さんです。公式の発信では「長 克己」と表記される例もあります。
- キマリはどうしてユウナのガードになった?
-
資料によって説明が異なります。「ベベルからユウナをビサイドへ連れてきた」とする説明や、「瀕死の人物から頼まれた」とする説明があります。
いずれにしても、幼いころからユウナを守り続けています。
- キマリのツノはなぜ折れている?
-
小柄さをあざけられ、ビラン=ロンゾに挑んで負けを認めなかった結果、ツノを折られた、と紹介されています。
- キマリのオーバードライブは?
-
「敵の技」です。竜剣で敵に当てて覚えた技を使えます。
- キマリは「竜剣」で何を覚えられる?
-
火炎、アクアブレス、サンシャイン、ホワイトウィンド、くさい息、死の宣告など、攻略資料で複数の技が挙げられています。
- キマリはFF10-2でどうなる?
-
ロンゾ族の長老になっています。ガガゼト山を離れられませんが、ユウナたちに協力してくれます。
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