「FF7はリメイクとリバースだけじゃない」――これを聞いてピンと来る方は、すでにコンピレーションファンですね。
ファイナルファンタジーVIIには、ナンバリング本編以外に10作以上の関連作品があります。
映画、OVA、スピンオフゲーム、モバイルゲーム――これらを総称して 「コンピレーション・オブ・ファイナルファンタジーVII」 と呼びます。
しかし、関連作品が多すぎて、「何を、どの順番で楽しめばいいのか分からない」という声をよく聞きます。
実際、順番が前後してしまうとプレイ中の描写が理解できなかったり、偶然にもネタバレをくらうこともあります。
2026年6月の『FF7 リベレーション』発表以降、ヴィンセントの過去を描いた『ダージュ オブ ケルベロス』への関心も高まっています。
本記事では、FF7関連作品すべてをプレイ/鑑賞してきた筆者が、コンピレーション全作品を整理し、3つの鑑賞ルートを提案します。
あなたの目的に合わせて、最適な順序でFF7の世界をすべて楽しんでください。
コンピレーション・オブ・FF7とは

2003年、スクウェア・エニックスは『FF7の世界をさまざまなメディアで展開する』という壮大なプロジェクトを発表しました。それが コンピレーション・オブ・FF7 です。
ナンバリング本編『FINAL FANTASY VII(1997)』を中心に、前日譚・後日譚・スピンオフを多角的に展開する企画で、ゲーム史上でも珍しい大規模IPプロジェクトです。
2020年からのリメイク三部作もこの流れの延長線上にあり、2027年春の『FF7 リベレーション』で物語の完結を迎える――まさに四半世紀をかけた壮大なプロジェクトと言えます。

全コンピレーション作品一覧
2026年6月時点で公開されているコンピレーション作品をすべて整理します。
ゲーム作品
| タイトル | 種類 | 公開年 | 現在の入手手段 |
|---|---|---|---|
| FINAL FANTASY VII(原作) | RPG | 1997 | Switch / PS4 / Steam / スマホ |
| ビフォア クライシス FF7 | モバイル | 2004 | サービス終了 |
| ダージュ オブ ケルベロス FF7 | TPS | 2006 | PS2版のみ(中古市場) |
| クライシス コア FF7 リユニオン | アクションRPG | 2022 | PS5/PS4/Switch/Steam/Xbox |
| FF7 リメイク インターグレード | アクションRPG | 2020/2026 | PS5/Switch2/Steam/Xbox |
| FF7 ザ・ファーストソルジャー | バトロワ | 2021 | サービス終了(2023年) |
| FF7 リバース | アクションRPG | 2024/2026 | PS5/Switch2/Steam/Xbox |
| FF7 エバークライシス | スマホRPG | 2023〜 | iOS / Android(現行サービス中) |
| FF7 リベレーション | アクションRPG | 2027年春予定 | PS5/Switch2/Steam/Xbox |
映像作品
| タイトル | 種類 | 公開年 | 入手手段 |
|---|---|---|---|
| ラスト・オーダー FF7 | OVA | 2005 | アドベントチルドレン コンプリート版に同梱 |
| アドベントチルドレン コンプリート | 映画(拡張版) | 2009 | Blu-ray / 配信サービス |
これだけのボリュームを、どう取捨選択して楽しむか――次に3つのルートを提案します。
ルート①:時系列順ルート【物語に没入したい方向け】

物語内の時系列順に楽しむルート。コンピレーションの世界観を最も深く理解できる構成です。
- クライシスコアFF7 リユニオン(オリジナルの7年前)
↓ - ラスト・オーダーFF7(OVA. ニブルヘイム事件の回想)
↓ - FF7オリジナルまたはリメイク三部作
↓ - アドベントチルドレン コンプリート(オリジナルの2年後)
↓ - ダージュオブケロべロスFF7(アドベントチルドレンの1年後)
↓ - FF7リベレーション(2027年春発売予定)
所要時間:約180〜250時間(ゲーム+映像)
時系列で楽しむと、「セフィロスがなぜ闇堕ちしたのか」「ヴィンセントとルクレツィアの過去」「アドベントチルドレン後の世界がどうなったか」といった、ピース同士の繋がりがしっかり把握できます。
特にクライシスコアは、ザックスというキャラが本編のクラウドにどう影響を与えたかが理解でき、リメイク・リバースで仕掛けられた伏線も楽しめます。
最新作発売までに、クライシスコアはプレイしておくことをおすすめします。
ルート②:公開順ルート【作品の歴史を辿りたい方向け】

スクウェア・エニックスが作品を世に出した順に楽しむルート。コンピレーション・プロジェクトの歩みそのものを体験できます。
- FF7オリジナル(1997)
↓ - ラスト・オーダー(2005)
↓ - アドベントチルドレン コンプリート(2005/2009)
↓ - ダージュオブケロべロスFF7(2006)
↓ - クライシスコアFF7 リユニオン(2022年版)
↓ - FF7リメイク(2020)
↓ - FF7リバース(2024)
↓ - FF7リベレーション(2027春発売予定)
所要時間:約200〜280時間
「スクウェア・エニックスが20年かけて何を描こうとしてきたか」を、リアルな時間軸で追体験できます。加えて、ストーリー描写のつじつまが合っているので、全体像を理解しやすいです。
ファンにとっては「あの時のあの作品はこういう意図だったのか」という発見があり、最も「FF7の進化」を感じられるルートです。
ルート③:リメイク連動ルート【リメイク完結を最大限楽しみたい方向け】

2027年春のリベレーション発売を見据えて、リメイク三部作の理解を最大化するルートです。
- FF7リメイク インターグレード
↓ - クライシスコアFF7 リユニオン(ザックスの物語)
↓ - FF7リバース
↓ - アドベントチルドレン コンプリート(オリジナル世代向けの補完)
↓ - FF7リベレーション(2027春発売予定)
所要時間:約150〜200時間
「リバースの後にクライシス コアをやる」と、ザックスに関する伏線の意味が全く違って見えます。ただし、ザックスという人物を理解するには、少しボリュームが足りないと思いますので、王道はクライシスコアからですね。
ダージュ オブ ケルベロスはPS2版しか入手できないため、本ルートでは省略していますが、ヴィンセントがリベレーションでプレイアブル参戦することを考えると、可能なら別途プレイしたい作品です。
各作品の魅力と入手方法
ここからは、各作品の特徴を個別に解説します。
アドベントチルドレン|原作後の世界を描く映画
原作FF7のラストから2年後の世界を描いた映画作品。星痕症候群という新たな脅威と、クラウドの心の闇との戦いがテーマです。
2009年の「コンプリート版」は、追加映像と修正で約40分長くなった完全版。初見でもコンプリート版を選ぶべきです。
リバースを履修しておくと、本作のクラウドの葛藤や発言の裏側を深く洞察できると思います。
ラスト・オーダー|OVAでニブルヘイム事件を描く
約30分のOVA作品。セフィロスがニブルヘイムで起こした事件を、ザックス・クラウド視点で描いた短編です。
アドベントチルドレン コンプリートのBlu-rayに同梱されているので、単独購入の必要はありません。FF7コアファンには必見の補完作品です。
クライシス コア FF7 リユニオン|ザックスの物語
2022年発売のリメイク版。原作PSP版から大幅にグラフィック・操作性が改善され、現代のハードでも快適に遊べます。
FF7における「もう一人の主人公」ザックスを主役にした物語は、原作FF7をプレイした人なら必ずプレイしてほしい名作です。
コンピレーションでもっとも入手しやすく、満足度が高い作品です。作品自体の評価も非常に高いです。
リバースのラストへの伏線が散りばめられており、リバース前にプレイすることを強く推奨します。
ダージュ オブ ケルベロス|ヴィンセント主役のスピンオフ
2006年PS2発売のTPS(三人称シューター)。原作FF7で謎の多いキャラだったヴィンセントを主役にした作品で、彼の過去(ルクレツィアとの関係、宝条博士の実験)が完全に描かれます。
ただ、問題は入手難易度。2026年現在、PS2版しか公式販売されておらず、中古市場での入手が必要です。プレミア価格になっているケースも多いです。
リベレーションでヴィンセントが正式参戦することを考えると、リマスターが発表される可能性があります。続報を待つのも選択肢です。
あるいは動画やまとめ記事でストーリーだけ追うのもありです。私が整理したこちらの記事もありますので、ぜひご活用ください。

FF7 エバークライシス|スマホで楽しむ全コンピレーション
2023年配信開始のスマホアプリ。原作・クライシスコア・ファーストソルジャー・新規エピソードなどを統合した、コンピレーションのアーカイブ的な作品です。
無料で始められ、スキマ時間で原作のストーリーをドット絵+現代風アレンジで楽しめるのが魅力。リバースまで一気にカバーしているので、サブとして並行プレイすると効率的です。

サービス終了した作品(ビフォア クライシス、ファーストソルジャー)
ビフォア クライシス FF7(タークスの前日譚)とファーストソルジャー(バトロワ)は、すでにサービス終了済みです。
これらの内容を知りたい場合:
- ビフォア クライシス → Wikipedia等の解説記事で物語の概要を把握
- ファーストソルジャー → YouTubeのストーリー解説動画
公式での再リリースの可能性は低いため、ストーリーの大枠だけ押さえれば十分です。私の記事でもまとめていますので、ぜひご活用ください。

リベレーションへの伏線

2027年春の『FF7 リベレーション』では、コンピレーション全体の伏線が回収されると予想されます。
特に注目したいのは以下の3つ。
- ザックスの存在:リバースで描かれた「並行世界のザックス」が、リベレーションでどう関わるか
- ヴィンセントの過去:プレイアブル参戦するヴィンセントの背景(ダージュ オブ ケルベロスで描かれた内容)
- エアリスの運命:リバースで多重解釈になった彼女の運命の「啓示」
これらすべてが、リメイク作品を中心としたコンピレーション全作を通じて張られた伏線の結節点となります。
リベレーション発売前に、コンピレーション全体を一通り経験しておく価値は十分にあります。

まとめ:あなたに合うルートで、FF7の世界を完走しよう
コンピレーション・オブ・FF7は、ゲーム史でも珍しい大規模IPプロジェクトです。20年以上かけて築き上げられたこの世界を、自分のペースで楽しんでください。
| あなたのタイプ | おすすめルート |
|---|---|
| 物語に没入したい | 時系列順ルート |
| 作品の歴史を辿りたい | 公開順ルート |
| リメイクの完結を最大限楽しみたい | リメイク連動ルート |
迷ったら、リメイク連動ルートから始めてみてください。リバース完了後にクライシス コアをプレイし、その流れでアドベントチルドレンを観る――この三段構成だけでも、リベレーション発売までに十分楽しみつつ、最新作への準備ができるでしょう。
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よくある質問(FAQ)
- コンピレーション全作を網羅するのに、何時間かかりますか?
-
A. 主要作品(原作・リメイク三部作・クライシス コア リユニオン・アドベントチルドレン)を全て楽しむなら、約200時間が目安です。
ダージュ オブ ケルベロスやエバークライシスを含めると250〜300時間。1日2時間プレイで、約4〜6か月で完走できます。
- ダージュ オブ ケルベロスはどうしても今やるべき?
-
必須ではありません。ただし、リベレーションでヴィンセントが参戦することを考えると、プレイしておくと物語の理解が深まる作品です。
PS2版のみの入手手段でハードルが高いため、動画やまとめ記事でストーリーだけ追うのもありです。
- リメイクを先にやってから原作をやるのと、原作を先にやるのとどちらが良い?
-
時間があるなら 原作 → リメイクの順がおすすめです。原作を知っていると、リメイクで仕掛けられた変更点や伏線の意味が何倍も楽しめます。
時間がないなら、リメイクから始めて、リベレーション発売後に原作を試すのもアリです。
- アドベントチルドレンとアドベントチルドレン コンプリート、どちらを選ぶべき?
-
コンプリート版一択です。映像・音声が大幅にアップグレードされ、追加映像で約40分長くなっています。
価格差もほぼないため、初見でもコンプリート版を選んでください。
- クライシスコア リユニオンは原作PSP版とどう違う?
-
グラフィックの全面リメイク、フルボイス化、操作性の大幅改善が施されています。
ストーリーは同じなので、PSP版をクリア済みでも、リユニオンで再体験する価値は十分にあります。
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