「年増女」。パーティ最年長級のストラゴスには「じじい」。10歳の少女が口にするには,かなり攻めた呼び名です。
それでも不思議と嫌味がなく,むしろ愛嬌として受け止められてしまうのが,FF6のリルム・アローニィという少女の持ち味でしょう。
けれど,この元気いっぱいな振る舞いには,彼女なりの理由があります。両親と離ればなれになり,祖父に育てられてきた寂しさを,悟られまいと明るく振る舞っているのです。
今回は,そんなリルムの素顔を追っていきます。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 10歳 |
| 身長・体重 | 153cm,40kg |
| 出身 | 隠れ魔導師の村サマサ |
| 職業 | ピクトマンサー |
| 専用コマンド | スケッチ(あやつる) |
| 宝物 | 母親お手製のリボン |
| 声優(音声付き作品) | 悠木碧 |
好きなものは,卵ふわふわのメイプルシロップのパンケーキ。苦手なものは,毛虫と怖い人,それから苦い風邪薬。
趣味はお絵描きとリボン集め。このあたりのプロフィールは,年相応の可愛らしさにあふれています。

血縁のない「おじいちゃん」

リルムはストラゴスを「おじいちゃん」と呼んで慕っていますが,二人に血のつながりはありません。
両親と離れ離れになった孤児のリルムを,ストラゴスが孫として迎え入れ,サマサの村で静かに暮らしてきたのです。
普段は「じじい」呼ばわりしてはばからないものの,ここぞという場面では素直に「おじいちゃん」と呼ぶ姿も見られます。
口が悪いのは,気心が知れているからこそ。ストラゴスが失った夢を取り戻したいと願い,時に弱気になる彼を励まそうとする姿を見ていると,養われている側のはずのリルムのほうが,実は大人なのではと思えてくるほどです。
仲間になるまでの道のり
リルムが加わるのは,物語の中でもかなり後半のことです。
サマサの村で火事に巻き込まれ,家に取り残されていたところを,ティナたちに救出されます。
その後,幻獣を探しに向かうストラゴスに同行しようとしたものの,一度は断られてしまいました。それでもあきらめず,こっそり後を追いかけたリルムは,オルトロスをこらしめるという形で,パーティの前に自らの実力を見せつけます。
こうした経緯を経て,ロックたちと共にケフカに立ち向かうことになるのです。世界崩壊後は,絵の腕前を買われてアウザーの屋敷に出入りするなど,物語の中でも独自の動きを見せています。
スケッチという異色の戦い方

リルムの戦闘スタイルは,彼女の才能そのものを体現しています。
専用コマンド「スケッチ」を使うと,選んだ敵の絵を描いて実体化させ,決められた2種類の技のどちらかをランダムに繰り出せます。
ただし,うまくいかないこともあります。失敗した場合は何も起きません。成功率は,敵とのレベル差が大きいほど上がる仕組みです。
使い勝手を大きく変えてくれるのが,アクセサリ「だんちょうのヒゲ」。装備すると「スケッチ」が「あやつる」に変化し,敵を直接操作できるようになります。
気まぐれな運任せの要素が薄まり,安定した運用が可能になります。
もう一つ,ひそかな活用法があります。スケッチで発動する技の中にはストラゴスがラーニングできるものが含まれているため,祖父に青魔法を覚えさせるための手段としても使えるのです。
二人の関係性を考えると,粋な仕様といえるかもしれません。

本人だけが知らない,父親の正体

リルムの物語で最も重いのが,シャドウとの関係です。
物語が進むにつれ,シャドウ(本名クライド)こそがリルムの実の父親であることが明らかになります。
サマサの村で出会った女性との間に生まれた娘がリルムでした。けれど物心がつく前に,クライドは何も告げず村を去ってしまいます。
注目すべきは,リルム本人は最後までその事実に気づかない点です。シャドウの愛犬インターセプターがリルムによく懐くのも,実はかつてリルムの母が飼っていた犬だったからにほかなりません。
当人たちが気づかないまま交わされる何気ないやり取りの一つひとつが,後から振り返ると切なく響いてきます。
年齢設定にまつわる小ネタ
ゲーム中で年齢が明言されているキャラクターは,実はリルムだけだったりします。10歳で身長153cmという数字も,14歳のクルル(FF5)が154cmであることと比べると,かなり長身の部類に入ります。
外見と年齢のギャップも含めて,リルムはどこか大人びた雰囲気を漂わせているのです。 <!– 【アフィリエイト】もしもかんたんリンク:FF6ピクセルリマスター –>
なぜリルムは愛されるのか
口が悪く,お転婆で,ときに年上相手にも一歩も引かない。リルムの魅力を整理すると,意外な多面性が見えてきます。
ひとつには,天才的な絵の才能と魔導の血が生んだ独自の能力。描いたものが動き出すという設定は,子供の想像力そのものが力になっているようで,どこかロマンがあります。
もうひとつは,強がりの奥にある寂しさ。両親と離れて暮らしながらも,周囲を明るくしようとする姿は,見ている側の胸にじんわりと響きます。
さらに,祖父への複雑で温かな愛情。血縁がなくとも深い絆で結ばれた二人の関係性は,FF6の物語に温もりを添えています。
まとめ
リルム・アローニィは,天才的な絵の才能と,年齢不相応な大人びた強がりを併せ持つ,FF6屈指の個性派ヒロインです。
威勢のいい毒舌の裏に,寂しさとストラゴスへの想いが隠れている。そんな一面を知ったうえで,もう一度リルムの何気ない台詞を読み返してみると,印象がまた変わってくるはずです。
FF6ピクセルリマスターで,ぜひ彼女の物語をじっくり味わってみてください。
関連記事





よくある質問(FAQ)
- リルムの年齢は?
-
10歳です。ゲーム中で年齢が明言されているキャラクターは,実はリルムだけだとされています。
- リルムの声優は?
-
オリジナルのスーパーファミコン版に音声はありませんが,音声付きの作品では悠木碧さんが演じています。
- リルムはストラゴスの本当の孫?
-
血縁関係はありません。両親と離れ離れになったリルムを,ストラゴスが孫として迎え入れて育ててきました。
- リルムの父親は誰?
-
シャドウ(本名クライド)です。ただしリルム本人は最後までその事実に気づきません。
- 「スケッチ」はどんな技?
-
選んだ敵の絵を描いて実体化させ,決められた2種類の技のどちらかを繰り出す専用コマンドです。失敗することもありますが,敵とのレベル差が大きいほど成功しやすくなります。
- 「だんちょうのヒゲ」を装備するとどうなる?
-
「スケッチ」が「あやつる」に変化し,敵を直接操作できるようになります。運任せの要素が減り,使い勝手が向上します。
【PR表記】 本記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。商品の購入により,当ブログに紹介料が支払われる場合があります。感想・考察は筆者個人の見解ですが,事実関係については執筆時点で確認できた一次情報に基づいています。