FF10で一番カッコいい男は誰か。
既プレイヤーのみなさんなら、誰を思い浮かべますか?私はアーロンが一番に思い浮かびます。あの一本剣を振るい,赤い襟を立てた渋いイケオジです。
ティーダの父ジェクトの盟友で,ユウナの父ブラスカに仕えた伝説のガードといわれています。
本作を初めてプレイした時,中学生だった私は「大人ってカッコいいなぁ」と思ったものです。20年以上経って自分もそこそこの年齢になった今,改めてアーロンの魅力を語らせてください。
アーロンの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | アーロン |
| 年齢 | 35歳(設定上) |
| 職業 | 伝説のガード |
| 声優 | 石川英郎 |
| 武器 | 一本剣(両手用の大剣を片手で振るう) |
| 特徴 | 右目の傷,右腕の負傷,赤い長コート |
| 出身 | ベベル |
渋くて低い声,寡黙な佇まい,そして「すべてを教えずに導く」大人の男という設計です。FFシリーズのなかでも年齢層高めのキャラです。

10年前のシンとの戦い

アーロンの物語は,FF10本編が始まる10年前にさかのぼります。
彼は召喚士ブラスカ(ユウナの父)のガードとして,ティーダの父ジェクトと共にシンとの最終決戦に挑みました。
彼らの旅は本作で語られるだけです。ファンの間では「FF10-0」と呼ばれ、ゲーム化してほしいとよく話題になります。
彼らは長旅の末、究極召喚によりシンを倒します。しかしその代償は,決して軽いものではなかったんです。
- ブラスカは自らが究極召喚の生贄となり死亡
- ジェクトは究極召喚獣となってシンの本体に成る
- アーロンは一人生き残り,そして…
「一人だけ生き残ったガード」として,アーロンは自責の念に苛まれながらスピラを彷徨います。
それもそのはず、ガードでありながらブラスカもジェクトも失ってしまったからです。しかし、アーロンには重要な役割がありました。
二人の父親から子供たちを託されていたのです。ブラスカの娘ユウナを見守り,ジェクトの息子ティーダを導くために。
友との約束を決して忘れない彼の信念ともいえる行動は黙して語らずとも魅力が溢れていますね。
アーロンとティーダの関係

物語冒頭,ティーダはザナルカンドで暮らす普通の青年でした。世界的なスポーツのブリッツボールのプロ選手で、ティーダはその日も圧巻のプレーで観客を魅せます。
しかし、そんな日常は突如現れたシンによって、一気に破壊されます。逃げ惑い、戸惑う人々に流され、ティーダも彷徨います。
すると、そこにアーロンが現れます。何を思ったのか、アーロンはティーダを連れて、シンの方向へと向かうのです。
訳もわからず怒りさえ覚えるティーダには答えず、アーロンは話します。
「覚悟を決めろ。これは、お前の物語だ。」
そしてティーダと共にシンに飲み込まれていきます。アーロンなりに、ティーダを導く旅であり、物語がここからはじまるわけです。
寡黙なアーロンは,ティーダに直接それを説明しません。ただ黙って隣に立ち,導き続けます。その振る舞いにティーダは嫌悪感を露にして、アーロンに怒鳴りあたります。ティーダとしては、平穏な日々を奪った張本人とも捉えられますからね。
それでもアーロンは「父親代わり」として振舞うわけです。この描かれ方が本当にいいんですよ。そしてティーダがジェクトを憎んでいることを知りながら,アーロンは何も否定せず,ただ彼が自分の答えを見つけるまで見守り続けます。

アーロンの正体
多くを語らないアーロンですが、彼もまたスピラを救うために困難に立ち向かい、時に仲間と衝突し、悩み苦しんできたガードでした。その姿はティーダと何も変わらない熱い青年だったのです。
10年前、ブラスカとジェクトはシンを倒すため究極召喚の生贄となったのです。それどころか、究極召喚獣となったジェクト自身が次なるシンへと成り代わってしまったのです。
納得できなかったアーロンは究極召喚の始祖ユナレスカのもとを訪ねるも、返り討ちにされ,命を落としてしまうのです。それでも彼は,未練からこの世に留まる「幻」の存在として在り続けていたんです。
- 肉体は10年前に死亡している
- 未練が彼を「幻」として現世に留めている
- ブラスカとジェクトの遺志を継ぐという未練
彼は死してなお二人との約束を果たすべく、死人となったのでした。それほどにアーロンは漢の義理を果たし、それでいて若者を導くという熱い信念のもとに生きていたのです。
アーロンの戦闘スタイル

戦闘面では圧倒的な火力を誇るキャラでした。
両手用の刀を左手一本で振るう戦闘スタイル。攻撃力・HP共にパーティで屈指の高さで,序盤〜中盤のボス戦で本当に頼りになる存在です。
さらに、オーバードライブ技はカメラワークが凝った演出付きの派手技。個人的に好きだったのは「流星」です。敵モンスターを場外に吹っ飛ばす爽快な技で、戦闘の要になるのはもちろん、見た目のシュールさも印象的でした。
そして彼専用の「七曜の武器 正宗」は比較的入手しやすい上に、圧倒的な性能を誇っています。七曜集めは本当にやりごたえのあるやり込み要素なので,時間があれば挑戦してみてほしいです。

名台詞と印象的なシーン

アーロンには多くの名台詞があります。中でも私が好きなのは,ジェクトについてティーダに語るシーンです。
はじめはアーロンも気に食わなかったジェクトでしたが、旅を共にするうちに情が芽生え、信頼する仲間となりました。そして偶然にも、ティーダもジェクトを心底嫌っていました。
そんな共通点からかジェクトの話になると、アーロンは少し饒舌に話します。二人を見ているからこそ、アーロンは「よく似ている」と関心していました。
普段は無口な男が,親友のために語る言葉。あそこで思わず涙腺が緩みました。

消えていくラスト
FF10のラスト,シンとの決戦が終わり,ティーダが消えていくのと同じ時に,アーロンも彼の未練が晴れた形で光となって消えていきます。
長い間,果たすべき役割のために現世に留まっていた男。ブラスカの娘を見守り,ジェクトの息子を導き,そしてシンを永久に葬る使命を全うした。彼は満足そうな表情を浮かべて,光の中に還っていきます。
それでも彼はともに旅をして、これからの時代を担う若者に向けて「もうお前たちの時代だ」と言い残して消えていきます。このシーンにアーロンの魅力が詰まっていると思えますね。

なぜアーロンはこれほど愛されるのか
FF10のキャラの中でも,アーロンの人気は突出しています。理由はいろいろあります。
まず「渋くて寡黙な大人の男」という設定そのものの魅力。1990〜2000年代のRPG主人公は少年〜青年が中心でしたから,35歳の落ち着いた存在は本当に貴重でした。
そして石川英郎さんの名演技。あの重厚な低音で「行くぞ」と一言呟くだけで場面が締まる。声だけで人物像を作り上げる稀有な演技だったと思います。
さらに、伝説と称される彼もまた、悩める若人だったことを描いていたところも魅力のっひとつです。伝説のガードという肩書は彼にとっては飾りにすぎなく、決して特別な存在ではなかったのです。
彼もガードとして悩み、苦しみ、決断し続けた旅をしていたのです。そこではじめて、彼の内心や熱さを知ることができ、より彼の人柄に惹かれてしまいますね。
大人になってから見返すと
10代の頃にアーロンを見て「カッコいいなあ」と感じた方は多いはず。でも実は,大人になってから改めてFF10をプレイすると,アーロンの見え方が大きく変わります。
「自分の物語ではなく,他人の物語を優先させる大人」という彼の生き方。若い頃は「渋くてカッコいい」で済んでいた印象が,30代・40代でプレイし直すと「人生の重さ」として感じ取れるようになるんです。
「あの時のアーロンの心境は,こういうものだったのか」と自分の人生と重ねながらプレイする体験もできるかもしれません。

まとめ
アーロンは,「他人の物語のために生きた男」として,FFシリーズ屈指の完成度を持つキャラです。
10年前のシンとの戦いを生き残り,ブラスカの娘とジェクトの息子を見守り続けた。そして最終決戦を経て,静かに光の中へ還っていく。
FFシリーズで最もカッコいい男は誰かと聞かれれば,私は迷わずアーロンを挙げます。FF10 HDリマスター版でぜひ彼の物語を追ってみてください。20代でプレイした感動と,30代・40代で見返した感動は,きっと違うものになるはずです。
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よくある質問(FAQ)
- アーロンって本当に死んでる?
-
はい,物語の中で明かされます。10年前にユナレスカという召喚士のもとで命を落としており,未練からこの世に留まっていた「幻」の存在です。
- アーロンの声優は誰?
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石川英郎さんです。重厚な低音の演技で,アーロンの寡黙で威厳のある人物像を完璧に体現しています。
- なぜアーロンは片手で剣を振るう?
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10年前のシンとの戦いで右腕を痛めたため。左手一本で両手用の刀を振るう姿は,本作のシンボル的な演出になっています。
- アーロンの武器の名前は?
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通常武器は漢字二文字で統一されています。七曜の武器「正宗」は比較的入手しやすい最強武器でパーティーの主力になります。
- アーロンと父ジェクトの関係は?
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10年前のブラスカの旅を共にした親友関係。ジェクトが究極召喚に向かう前に「息子を頼む」と託されており,アーロンは物語冒頭からそれを果たしています。
- FF10でアーロンは使うべき?
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序盤〜中盤で頼れる主戦力です。高い攻撃力とHPで,多くの敵をなぎ倒せます。ただし物語終盤には他キャラも育つので,パーティのバランス次第で選択してください。
- アーロンの名台詞で有名なものは?
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「もうお前たちの時代だ」が特に有名です。長い間他人の物語を見守ってきた男が,ようやく自分の意志で動くという覚悟を示す台詞。多くのプレイヤーの記憶に刻まれています。
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