みなさんは『ファイナルファンタジー』というゲームについてご存じでしょうか。1987年に発売された「FINAL FANTASY I」からシリーズははじまり、2023年6月には「FINAL FANTASY XVI」が発売されました。実に30年以上もシリーズが展開され、今なおファンを魅了しています。また遊んだことがない方でも,一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?今ではゲームの垣根を越えてあらゆるジャンルで活躍の場を見せています。
この記事では,そんな魅力ある『ファイナルファンタジー』の世界を深掘りしていきます。この機会に新たな作品の魅力を発見できるかもしれませんよ。
『ファイナルファンタジー』とは
『ファイナルファンタジー』シリーズは1987年12月18日に日本のスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された「FINAL FANTASY I」が第1作品目です。
シリーズは異なる世界観やキャラクターによる独立した物語が展開されます。時代と共にシリーズは進化し続け,グラフィックやミュージック、ゲームシステムなど作品ごとに独自のアイデンティティを築いています。なかでも「FINAL FANTASY XIV」はオンラインマルチプレイヤーゲーム(MMORPG)として展開され,高い評価を受けています。
まさしく,『ファイナルファンタジー』は世界的に広く愛される不朽の名作となりました。つまり,ファイナルファンタジーはどのナンバリングからプレイしていただいてもOKです!!
各作品ごとにどんな物語なのかな?
ナンバリングタイトルごとの魅力を見てみよう!
時代と共にFFを牽引してきたナンバリングタイトル
ナンバリングタイトル一覧
FINAL FANTASYの看板として発売されてきた”ナンバリングタイトル”についてまとめました。どれも個性的な作品となっていますので、気になる作品がありましたら以下リンクから見てみてください。
ここで挙げたシリーズのなかで私がおススメしたいのは,『FFIV』,『FFVII』,『FFX』の3作品です。なかでも,『FFVII』と『FFX』は最近でもYoutubeで配信されるなど人気の作品です。
シナリオ・戦闘システムの両面でこの3作品は異なる良さがあります。詳細について気になる方はぜひ見てみてください。
全てのタイトルを一個一個見ていくのは大変…と思いますので,”ジャンルごとにランキング形式でまとめた記事”を載せておきます。作品の良さをざっくりと紹介していますので,実際にプレイしたいタイトルをお探しの方は参考にしてみてください!
最新作『FFXVI』はチャレンジングなタイトル
2023年6月に発売されたナンバリングタイトル最新作の『FFXVI』について少しご紹介します。FFブランドというわけか,発売初週で300万本とPS5の普及率に対してはそこそこ売れている印象です。中世の世界観で描かれたこちらのタイトルはなかなかチャレンジングです。
PS5の性能を活用した高画質な映像が最後まで楽しめる映画のようなグラフィック。奴隷制度や政治色など過去作と一線を画するシナリオはまさにダークファンタジーです。また戦闘はDevile May Cryを彷彿とさせる派手なアクションスタイル。過去作をプレイされた方であれば,その異彩っぷりは実感したと思います。
しかしながら,ライト層もプレイしやすい設計になっていますので気軽にプレイできます。詳細なレビューを見たいという方はこちらの記事を参考にしてみてください。
TVでも話題に!今や日本を代表するRPGゲーム
ファイナルファンタジーは1987年から始まり,その時代に合わせて進化し続けています。今や全世界での累計販売本数は1.49億本以上にもなり,最も長く続いているゲームシリーズとしてギネス世界記録にも認定されています。
そんな魅力あふれるファイナルファンタジーはTVでもたびたび取り上げられいることをご存じでしょうか?ファイナルファンタジーを知らない方こそ,はじめの第一歩として見ていただきたいです!芸能界でもFFシリーズのファンを公言している方は多く,吉田鋼太郎さんや後藤真希さんは有名です。FFシリーズにはどんな魅力があるのか,ファンや開発者の声を聞くことができるいい機会になると思いますので,ぜひ調べてみてください。
【シリーズ総決算】全ファイナルファンタジー大投票
こちらは2020年にNHKのBSプレミアムにて放送されました。はじめてゲームを投票企画に取り上げたそうで,総投票数約500,000票となっています。シリーズ57作品の歴史や各部門の人気ランキングが見られます。
この番組は歴史を振り返る『歴史秘話ファイナルファンタジーヒストリア』と各部門の投票結果を見る『発表!全ファイナルファンタジー大投票』の2部構成となっています。投票結果はNHK公式サイトから見ることができます。
司会 | 西川貴教(アーティスト) 小松宏司(NHKアナウンサー) |
出演者 | 今立進(エレキコミック) 田中道子(女優) 椿彩奈(タレント) 前山田健一(音楽クリエイター) さわやか(ゲーム評論家) |
ゲスト声優 | 加藤英美里(Lilisette) 鈴木達央(ノクティス・ルシス・チェラム) 立花慎之介(アルフィノ,ノヴェユールなど) 平田宏明(バルフレアなど) 森田成一(ティーダなど) |
- FFシリーズの歴史を知りたい
- 特に人気のシリーズやコンテンツが気になる
- ファンやシリーズ関係者から見たFFシリーズの魅力を知りたい
【バラエティーで開発裏話】しくじり先生 俺みたいになるな!!
こちらは2022年に放送され,FFXIVのプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹さんが出演されました。この番組で吉田さんは『FFXIV』の地獄の立て直しについて話しています。今では大人気タイトルのFFXIVですが,発売当初はゲームの中でやれることがないと酷評されていました。そこには過去のシリーズの成功体験が足かせとなっていたそうです。そんなタイトルを『新生FFXIV』として立て直す道のりは壮絶で大胆な施策が必要でした。ABEMAなどで視聴することができますので,FFXIVに興味のある方,また既にプレイされている方もぜひご覧ください。
担任 | 若林正恭(オードリー) |
先生 | 吉田直樹(スクウェア・エニックス) |
生徒 | 澤部佑(ハライチ) 吉村崇(平成ノブシコブシ) カズレーザー(メイプル超合金) 高山一実(タレント) ゆいP(おかずクラブ) |
- FFXIVが気になるけどプレイしていない,または既にプレイしている方
- FFXIVのシナリオがどのような経緯で制作されたのか気になる
- ゲーム開発者側の着眼点を参考にしたい
【歌舞伎にも進出!】新作歌舞伎ファイナルファンタジーX
こちらはテレビではありませんが,シリーズ第10作品目『FFX』が歌舞伎の舞台で披露されました。FFXはそのシナリオの完成度の高さから「ファイナルファンタジー大投票」でもシナリオ部門で第1位に輝いています。発売から20年以上経った今でも色あせることのないストーリーはぜひプレイしていただきたいです。
そんな大人気コンテンツを歌舞伎へ昇華したのは尾上菊之助さんです。自ら企画・演出を担い,その他豪華出演者たちと共にファンタジーな世界観を舞台で演じています。ゲームが歌舞伎化されるのはこれが初とのこと。「歌舞伎の世界はとっつきにくい…」と思わずにぜひご覧ください!演者の方々の熱量に鮮やかな映像が融合したエンターテインメントはここでしか味わえません。
- FFXが好きな方(既プレイの方がより楽しめます)
- 歌舞伎を見に行ったことがないけど,FFの世界観が好きな方
まさにオールスター!ディシディアファイナルファンタジーシリーズ
ファイナルファンタジーシリーズを語る上で外せないコンテンツとして『ディシディアファイナルファンタジー(DFF)』シリーズが挙げられます。初タイトルはシリーズ誕生20周年を記念して2008年に『ディシディアファイナルファンタジー』が発売されました。本シリーズの特徴は歴代シリーズを象徴するキャラクターたちが一堂に会して壮大なバトルを繰り広げます。このシリーズはRPGではなくアクションバトルとなっていて,スピード感のある展開を楽しめます。
シリーズのいいところを少しずつ楽しみたい方にはおすすめのタイトルになっています。ここではざっくりとした世界観と各タイトルの説明をしたいと思います。
【DFF】神々の闘争
ディシディアファイナルファンタジー(DFF)は2008年にPlayStationPortableで発売されたDFFシリーズ第1作品目です。この世界は二柱の神「コスモス」と「カオス」により果てしなく続く闘争の舞台となっていました。ところが物語はコスモス側が窮地に陥った場面から始まります。生き残った10人の戦士がクリスタルを求めて,それぞれの物語を進めていきます。
本作はFFファンをターゲットにした作品ではあるものの,総じて高い評価を受けています。発売前には,週間ファミ通クロスレビューにてプラチナ殿堂(36点/40点満点)入りしました。発売後には,ファミ通PSPにて「FF度」「シナリオ」「操作性」「爽快感」「やりこみ度」の5項目で満点評価を受けています。
FFファンならば一度はやっておきたい!といえる神ゲーだと思います。
【DDFF012】12回目の闘争
ディシディアデュオデシムファイナルファンタジー012(DDFF012)は2011年にPlayStationPortableで発売されたDFFシリーズ第2作品目になります。前作の『DFF』からさらに人気キャラクターを増員して制作されました。世界観は前作と同じで,果てしなく続く闘争が繰り広げられています。本作は12回目の闘争を描いたストーリーとなっており,『DFF』の13回目の闘争の前の物語となっています。
前作から戦闘システムが追加され,より戦術を求められるようになりました。ちなみに私はDFFシリーズのなかでこのタイトルが一番思い入れがあります。先日プレイ時間を確認しましたら,3000時間以上と常軌を逸したやりこみ具合でした(笑)。PSPで友達と対戦したのはいい思い出です。
【DFFAC/DFFNT】新たなる闘争
ディシディアファイナルファンタジーアーケード(DFFAC)は2015年に稼働し始めた3対3のアーケード作品です。(2021年4月でサービス終了)『DFF』で役目を終えた世界が新たなる闘争の舞台となって息を吹き返すというコンセプトになっています。本作は後に家庭用タイトル『ディシディアファイナルファンタジーNT(DFFNT)』としてPlayStation4にて発売されました。DFFNTでもオンライン対戦が導入されつつも,ストーリーなどのオフライン要素も盛り込まれた作品となっています。
DFFACは対戦に特化しており,DFFNTは洗礼されたグラフィックによるシナリオを楽しめます。
まとめ
ファイナルファンタジーの魅力は非常に奥深いですね。ざっとまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?FFシリーズは時代の流れに合わせて進化し続けてきています。今やブランドとなった『ファイナルファンタジー』はゲームの枠を超えて,私たちの生活に身近な存在になっています。
今後もさまざまなコンテンツを提供してくれることを期待しています。このブログもコンテンツを随時追加・更新していきますので,FFシリーズを知りたい,思い返してみたい方はぜひご覧になってください。