【FF屈指の超人気作品】FINAL FANTASY VII

FFVII タイトル
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FINAL FANTASY VIIは1997年にPlayStationで発売されたシリーズ第7作品目です。本作からプラットフォームがPlayStationに移行され,2Dドットから3Dポリゴンへと進化しました。発売から3日間でなんと200万本を売り上げ,総出荷本数は国内で407万本に達しました。FFシリーズ代表作としておすすめされることも多く,FFシリーズを遊んだことがない方でもキャラクターは知っているのではないのでしょうか?

ちなみに現在『FF7リメイクシリーズ(FF7R)』として,これからご紹介する『FF VIIオリジナル』をフルリメイクした3部作企画が動いています。これら3部作を十分に楽しむためには,オリジナル版のプレイは不可欠です!それを抜きにしても,本作はFF黄金期の始まり”といわれるほどの名作ですので,きっと満足してもらえる物語が体験できると思います。

FFVII&VIII Switch
FINAL FANTASY VII&VIII Remastered (Switch)




目次

概要

FINAL FANTASY VIIは1997年にPlayStation(PS)にて発売され,その後は移植版として『FFVIIインターナショナル』,スピンオフ作品として『CRISIS CORE FFVII』,映画版として『FFVII アドベントチルドレン』,オリジナル版をもとにPlayStation4でフルリメイクされた『FFVII リメイク』など関連作品も数多く発売されている。PSへと移行したことで3Dモデルが操作可能となり,より没入感を持って楽しむことができるようになりました。これはのちのゲーム制作手法にも大きな影響を与えました。

本作は発売からわずか3日間で国内200万本以上を売り上げ,総出荷本数は407万本に達しました。これは全PSソフトにおいて,「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」「FINAL FANTASY VIII」に次いで歴代3位の記録となり,FFシリーズでは2番目の記録となりました。また2009年には全世界の総出荷本数が980万本を突破し,FFシリーズ歴代最高を記録しました。

余談ですが,現在FF VIIリメイクに続く最新作『FFVII リバース』が発売を控えています。PS5での発売ですが,オリジナルで描かれていたシーンが高画質化するなど進化を遂げています。公開された情報などをまとめた記事も投稿していますので,気になる方・購入を検討されている方はぜひ参考にしてください!

(追記)2024年2月にPS5にて『FFVII リバース』が発売されました。FF7Rの第2作目にあたる最新作になります。第2作目までの時点でオリジナル版のストーリー全体の40~50%ぐらいの進行度ですね。ただし,FFVII関連作品をプレイしていないと分からない描写や伏線がありますので,『FF VIIオリジナル』はプレイ推奨です。詳細はこちらの記事をご覧ください。




主要人物

FFVII クラウド
クラウド・ストライフ

ニブルヘイム出身の元ソルジャーで本作の主人公。現在はなんでも屋をしている傭兵。神羅の宝条によりセフィロスコピーの実験体にされジェノバ細胞を埋め込まれたため,記憶が曖昧になることがある。「興味ないね」という口癖から冷めた性格で,負けず嫌いな面もある。物語が進むにつれて,その性格が変化していく。

FFVII ティファ
ティファ・ロックハート

ニブルヘイム出身でクラウドの幼馴染。酒場セブンスヘブンを切り盛りする看板娘。快活に振舞うが,本質は慎重で奥手な性格。クラウドに対しては親愛と皮肉を込めた物言いが多い。ニブルヘイムでの事件では師匠に救出され,格闘術を教わった。この事件から神羅カンパニーを憎み,アバランチに参加する。のちにクラウドと再会した際に違和感を感じたことから,行動を共にするようになる。

FFVII バレット
バレット・ウォーレス

反神羅組織「アバランチ」のリーダーで故郷と妻を奪った神羅カンパニーへ復讐するためテロ活動を行う。そのため神羅カンパニーに所属していた過去を持つクラウドに何かと因縁をつける。粗暴な性格で口数が多く,独り言が絶えない。

FFVII エアリス
エアリス・ゲインズブール

アイシクルロッジ出身でミッドガルに住み,花売りをしている。積極的かつ天真爛漫な性格で,ストレートな物言いが多い。義母と平和な日常を営んでいたが,神羅の計画とクラウドとの出会いをきっかけに自身の使命と向き合っていく。

FFVII レッドXIII
レッドXIII

コスモキャニオン出身で神羅カンパニーの研究所で実験サンプルとして扱われていた。名前はコードネームであり,本名は別にある。クラウドにより救出されてから旅に同行するようになる。大人びた態度が目立つが,故郷へ戻ると言動が一変する。

FFVII ケット・シー
ケット・シー

関西弁を話す自称占いマシーン。普段はデブモーグリの上に乗っている黒猫のぬいぐるみ型ロボット。物語の途中で強引に仲間に加わり,その正体はのちに明かされる。黒猫が持つメガホンはデブモーグリに命令を出すための道具。

FFVII シド
シド・ハイウィンド

かつて神羅カンパニーが宇宙開発に力を入れていた時代の提携エンジニアで凄腕のパイロット。過去にロケット発射が失敗したことで神羅の宇宙開発予算が削られるなど冷遇されていた。その結果神羅と対立するクラウドたちに同行するようになる。口は悪く厚顔無恥な振る舞いも多いが,ハートは熱い。

FFVII ユフィ
ユフィ・キサラギ

ウータイ出身でマテリアを狙う忍者の末裔。故郷のウータイの復興のためにマテリアを集める旅をしている。特定の場所で仲間にすることができる。陽気な性格でマテリアや宝物には目がなく手癖が悪い。

FFVII ヴィンセント
ヴィンセント・ヴァレンタイン

昔のタークスの元メンバーでニブルヘイムの神羅屋敷の地下の棺桶で眠っていた。宝条に逆らった結果被験体とされ,モンスターに変身する能力を得た。その際瀕死になったが,ある人物による処置で不老の体を手に入れる。クラウド以上にクールな性格で口数も少ない。

FFVII セフィロス
セフィロス

ニブルヘイム出身で神羅カンパニーの中で英雄と称されるソルジャー。ニブルヘイムへの調査任務をきっかけに自身の出生について知り,ニブルヘイム事件を起こした。これを機に人類と星に対する激しい憎悪に取りつかれる。FFVIIシリーズでは共通して物語の鍵を握る人物でもある。




ストーリー

この世界には「あらゆる生物が死によって星に還るとき,その知識やエネルギー(あわせて精神エネルギー)が蓄えられ新たな命を生み出す」という死生観がある。この精神エネルギーはライフストリームと呼ばれ,地中を流れている。

神羅カンパニーは精神エネルギーを魔晄と名付け,これを汲み取る施設(魔晄炉)で電力を供給し,都市ミッドガルの人々の生活を豊かにしている。一方で,反神羅組織「アバランチ」は蓄えられたエネルギーの横取りによって星が衰退するとして,神羅カンパニーの活動を批判している。なお本作に登場する「アバランチ」は分派にあたり,過激な手段をとっている。

物語はバレット率いるアバランチの作戦「壱番魔晄炉爆破」が決行されるところから始まる。クラウドはティファに誘われ,雇われる形で作戦に参加した。アバランチでの活動のなか,クラウドは神羅から保護観察対象とされているエアリスに出会い,ボディガードとして行動を共にするなどその後も神羅と対立する行動をとる。さらに神羅の背後には自身の過去に深い関係を持つセフィロスがかかわっていることを知る。「アバランチ」は打倒神羅,クラウドは打倒セフィロスとそれぞれの目標のため,広大な世界へ旅立つことになる




戦闘システム

基本的なシステム

FF7 戦闘

本作は最大3人パーティーとなり,おなじみのアクティブタイムバトル(ATB)システムで戦闘します。各キャラで使用する武器種は決まっていて,攻撃可能距離が異なります。またステータス値も調整されていることから,広義的には”ジョブ”のようなシステムになっています。ただ後述する「マテリアシステム」の影響が強く,あまり気にならなくなってきます。

そして本作の特徴でもある3Dポリゴンは戦闘シーンにも反映されています。キャラクターがコマンドに応じて実際に動き,各キャラごとに動きにも特徴が表れています。例えば,クラウドは戦闘時は抜刀状態ですが,魔法詠唱時は剣を背負って両手を突き出して魔法を放ちます。キャラごとに個性的な動きが見られるのは革新的ですねその恩恵もあって,後述する「リミットブレイク」では非常に見ごたえのあるモーションが見られます。

個性を凌駕する戦闘の要”マテリアシステム”

FFVII マテリア

マテリアは魔法や特殊技,ステータスアップなど様々な効果を持ち,装備品に装着することでその効果を得られます。装備品は「武器」「防具」「アクセサリ」の3つのみで,この内「武器」「防具」にはマテリア穴が存在します。また連結したマテリア穴においては,組にすることで効果を発揮するマテリアもある。マテリアには5種類あり,全部で70以上あります。

スクロールできます
種類概要
魔法マテリア戦闘中に”まほう”が使用できるようになる
支援マテリアそれだけでは効果を発揮せず,他のマテリアと組にすることで効果を発揮する
コマンドマテリア戦闘中に装備したコマンドを使用できる
独立マテリア装備することで,主にステータスアップの効果を発揮する
召喚マテリア戦闘中に”しょうかん”が使用できるようになる
マテリアの種類

例)かいふく×ぜんたいか⇒回復魔法をパーティー全体にかけられます
ほのお×ぞくせい(防具)⇒炎属性への耐性がつけられます

マテリア自体は敵を倒すと得られる「アビリティポイント(AP)」が一定値に達するとレベルアップし,新たなアビリティが習得できます。マテリアレベルがMAXに達すると同じマテリアがAP0の状態で新しく手に入ります。上記例のように,マテリアの組み合わせをカスタマイズすることで多彩な戦術が展開できます

強さと見ごたえを備えた戦闘モーション”リミット技”

FF7 リミットブレイク

リミット技は各キャラクターごとに用意されている技で,リミットゲージが最大まで溜まる(リミットブレイクする)と使うことができます。リミットゲージは戦闘中にダメージを受けると蓄積します。リミット技はレベル1~3に2つずつ,レベル4に1つ存在し,使用回数によってレベルが上昇します。レベル4は究極リミットと呼ばれ,各キャラごとに条件を満たしたりイベントによって習得することになります。

リミット技は行動順のなかでも最優先され,戦局を一気に変えることができます。それだけでなく,各キャラがド派手なアクションを繰り出し,とても見ごたえがあります。ただしリミットブレイク後に戦闘不能になると,リミットゲージがゼロになってしまうので注意しましょう。




体験談(※一部ネタバレあり)

FFVII アンガーマックス

この作品は移植版や外伝作品など様々なタイトルが発売されているため,ぜひプレイしてみることをおすすめします。時系列こそ異なりますが,世界観や登場キャラクターたちは共通しているので,オリジナル版を遊んでおけば,関連作品もより楽しめますよ。ここではオリジナル版に関する体験談を紹介します。

本作のマテリアは非常にやりこみ要素のあるシステムです。マテリア穴には連結するものがあり,マテリア同士で効果を増幅できます。なかでも有名なのが,コマンドカウンター+ものまねによるバレットのアンガーマックスです。

コマンドカウンター攻撃を受けた際,組にしたコマンドマテリアを発動させます
Lv.MAXでは100%の確率で発動します
ものまね直前に発動した戦闘コマンドを発動します。魔法やぜになげは消費なしで発動でき,
リミット技は自身のものであれば発動できます
アンガーマックスバレットのリミット技Lv.3の上位技で敵全体にランダムで18回攻撃します
演出はシンプルで右腕の銃で乱射するというものです。

戦闘時にバレットがリミット技を発動させ,バレットがダメージを受けるのを待ちます。その後バレットが被弾した瞬間,上記のマテリアセットの数だけ「アンガーマックス」を発動させます。アンガーマックスは単発威力は低いものの,ボスなどの単体戦の場合はかなりのダメージとなります。また演出もシンプルなため,単位時間あたりのダメージ効率に優れています。




まとめ

数多くの関連タイトルが発売されるなどFFシリーズをブランド化した作品といえるでしょう。オリジナル版だけでなく,外伝作品まで含めてどれも非常に面白いです。これら関連作品をプレイしていくと,よりシナリオの関連性を考察できたりと味わい深い作品になりますよ

何が面白いのか,何故ファンを魅了し続けているのか,そしてFF7Rを存分に楽しむためにもぜひオリジナル版からプレイしていただきたいです!

FFVIIの魅力
  • FFシリーズで最も有名なタイトルで関連作品が非常に多い
  • グラフィックや音楽などあらゆる面で進化し,その後のシリーズにも影響を与えた
  • 独自のマテリアシステムにより,これまでと異なりつつも戦術に多様性が生まれた
FFVII&VIII Switch
FINAL FANTASY VII&VIII Remastered (Switch)




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