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【FFを彩る宿敵をランキング!】FF人気キャラランキング~ヴィラン勢~

FF ヴィラン勢
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RPGにおいてストーリーは重要な要素のひとつですが,そのストーリーの発端だったり,導き手だったり,中心だったりする敵キャラクターっていませんか?作品の中でも特に重要な役割を与えられた敵キャラクターを”ヴィラン (villain)”と呼称します。そのうえで皆さんに質問ですが,皆さんはご存じのタイトルのなかで,印象に残っているヴィラン勢はいますか?苦戦した,かっこよかった,見方が変わった…と色々あると思います。

ヴィランの意味は”悪人,悪役”なのですが,必ずしもそうではないことがあります。日本では悪役にも理由があるとして,出生や背景を描いたストーリーを構成することはしばしばあります。そして日本を代表するRPG「ファイナルファンタジー」も例外ではありません。そこで今回は,歴代FFシリーズで人気を博したヴィラン勢ランキングをご紹介します!本ランキングはFF35周年を記念した企画「FF大投票」を参考にしたものとなっています。それでは早速どうぞ。

ヴィラン勢はシナリオに密接に関わることが多いため,一部ネタバレ内容を含むことがあります。
核心には触れないようにしていますが,気になる方はご注意ください。




第10位 ジェネシス(クライシスコアFFVII)

CCFF7 ジェネシス

第10位は『クライシスコアFFVII(CCFFVII)』よりジェネシスです。神羅カンパニーの精鋭部隊ソルジャーのなかでもクラス1stというトップの実力者であり,古典叙事詩「LOVELESS」の愛読家かつ研究者です。美しい容姿が目を引くところですが,声優がGacktさんということで話題となりました。これにはちょっとした経緯があるのですが,それは後述しますね。彼は『FFVII』でおなじみのセフィロスと親交が深く,同僚でもありライバルでもあるという関係でした。その高貴さからか近寄りがたい印象ですが,実はファンクラブが設立されるほど女性から人気を誇っていました。男の色気みたいなの醸し出してますもんね。

CCFF7 ジェネシス LOVELESS

ここまでだと容姿端麗の強い戦士という印象だと思います。ところが彼にはある重大な欠陥がありました。そしてその欠陥によりジェネシスがクラス1stの実力を持った要因であることも判明します。ジェネシスはその欠陥の克服のため,手段を選ばず襲撃を仕掛けるようになります。その様はまるでモンスターのようです。実力を持ち合わせているからこそとれる手段だったのでしょう。この辺りの詳細はシナリオの核心に触れますので,気になる方はぜひ『CCFFVII』をプレイしてみてください。かなりの名作として人気タイトルです。

さて,声優でGacktさんが起用とお伝えしましたが,ジェネシスが初登場したシーンが関係しています。実は初登場は『CCFFVII』ではなく,『ダージュ・オブ・ケロべロスFFVII(DCFFVII)』という作品にてある条件を満たすことで観られる特殊なエンディングで初登場します。ムービーをご覧いただきますが,寝転がっている半裸の男性は気にしないでください。

お分かりいただけたでしょうか?そうです,Gackt本人が登場するという異例の事態。そしてFFの世界観に溶け込んでいるのがシュールすぎる。これが初登場シーンで,彼がジェネシスであるという描写は『DCFFVII』にはありません。こちらは『DCFFVII』とGacktさんとのコラボ企画”Project G”と呼ばれるもので,『DCFFVII』の主題歌をGacktさんが担当し,かつ実写映像で登場しました。そうした経緯から,後にジェネシスと名付けられた彼はGacktの声を発し,容姿もGacktがモデルになるという結果に…。話題に尽きない闇落ちイケメンがランクインしたのには,Gackt効果もあるのでしょうか。

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第9位 ゼノス・イェー・ガルヴァス(FFXIV)

FF14 ゼノス・イェー・ガルヴァス

第9位は『FFXIV』よりゼノス・イェー・ガルヴァスです。ガレマール帝国軍第XII軍団長にして,皇位継承権第一位の皇太子でもあります。『FFXIV 紅蓮のリベレーター』をプレイした方なら,印象深いのではないでしょうか。戦いを”狩り”と称するなど絶対的なこだわり独自の哲学を持っており,その圧倒的な強さから「戦の天才」と言われています。まつりごとや皇位継承には全く興味がなく,邪魔する者は誰であっても処分する非常に冷酷かつ残忍な性格。戦いを愉しむ姿はまさに戦闘狂で,プレイヤーに強烈な印象を与えました。

FFXIV ゼノス 秘剣風雷妖

ゼノスが使用する武器は刀ですが,リボルバー式の鞘に3本の刀を差して持ち歩いています。「狩りの道具として都合がいい」という理由で愛着はなく,戦闘中に折れたり刃こぼれしても対応できるためだそう。3本の刀は「風断かぜたち」「雷切らいきり」「アメノハバキリ」と呼ばれ,これらを組み合わせた剣技「秘剣風雷妖」や周囲の敵を吹き飛ばす「圧縮剣気」など非常に多彩な技を使用します。戦の天才と呼ばれるだけあって,戦いのなかで己の技を試し,磨いてきた賜物なのでしょう。

FFXIV ゼノス 暁月のフィナーレ

ゼノスにとっての戦は「己が命を賭けて戦うに値する相手」を探すための手段であり,彼はそんな相手を希求しています。ですので最高指揮官であるにも関わらず積極的に戦線に出て剣を振るいます。敵の絶望を煽り,逆鱗に触れ,より強い敵に仕立て上げた上で戦います。光の戦士(プレイヤー)と初めて対峙した当初は足元にも及ばず敗北を喫しました。全滅しかけたものの,ゼノスは興味を失い「退屈だ…」と呟いて立ち去りました。そして旅のなかで成長し続けた光の戦士は幾度となくゼノスと対峙することになります。

次第にゼノスにとって光の戦士は”退屈な相手”から狩るに値する”獲物”,そして戦いに悦楽を求める”唯一の友”と認識が変わっていきます。そんなライバルと満足に戦うためならと手を貸してくれることもあり,彼の変態ストーカーっぷりが分かります。見方によっては互いに切磋琢磨して対峙するというジャンプ的な熱い展開(?)ともいえるでしょう。それなりに長い付き合いになりますので,ゼノスと戦ってみたいという方は『FFXIV 紅蓮のリベレータ―』『FFXIV 暁月のフィナーレ』をプレイしてみてください。

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第8位 サイファー・アルマシー(FFVIII)

FFVIII サイファー

第8位は『FFVIII』よりサイファー・アルマシーです。傭兵養成学校「パラムガーデン」所属の18歳の青年です。『FFVIII』の主人公スコールとはライバル関係にあり,その実力は確かなものの問題児扱いされています。直情的で自由奔放な性格で協調性に欠けることから落第点を受けています。パラムガーデンでは選抜試験があり,合格することでエリート組織SeeDへと加入することができます。…が,サイファーは性格に難ありとして万年候補生どまり周囲からも”戦闘力だけは・・・SeeDより上”と評されています。

FFVIII サイファー 風神 雷神

実はサイファーはこの風貌で風紀委員の委員長を務めています。といっても,学園の番長のようなもので,校則違反と称して生徒の私物を巻き上げたりしているようです。刃向かう者は”骨のあるやつリスト”なるものに記録しているそう。そんなサイファーには2人の舎弟風神(女性)と雷神(男性)がおり,とても慕われています。自己中心的なところもありますが,人の上に立つ素質は持ち合わせているのでしょうか。はじめは学園の問題児ぐらいの立ち位置でしたが,ある人物の騎士として敵対するようになります。そしてサイファーは次第に孤立していき,風神雷神の2人でも説得できない域にまで暴走してしまいます。最近改めて評価され始めた『FFVIII』はヴィラン勢含めた登場人物の人間味をうまく描いた名作ですので,この機会にプレイしてみてはいかがでしょうか。

ここでサイファーの小ネタをご紹介。ある時点でのサイファーとの戦闘の際に,召喚獣オーディンを所持していると見られる特殊なイベントです。その名も「斬鉄剣返し」。興味のある方は次の動画をご覧ください。(時短の関係でリノアが大技を繰り出していますが,気にしないでください)

出会い頭に斬鉄剣を繰り出したオーディンを逆に一刀両断。さすがの実力の持ち主といったところですね。ところがその後登場したFFおなじみギルガメッシュに吹き飛ばされてしまいます。その断末魔「ぎにゃぁぁぁぁ!!」は有名なセリフです。サイファーの実力をもってしても,剣豪の一撃には耐えきれなかったみたいですね。

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第7位 アーデン・イズニア(FFXV)

FFXV アーデン・イズニア

第7位は『FFXV』よりアーデン・イズニアです。ニフルハイム帝国に所属する男性で,一行の前に度々現れます。時に一行を導いたり,時に危機に陥れたりとつかみどころを見せない人物です。頭の回転がはやく,自身の素性を明かさないまま一向に接触してくることから”うさんくさい男”と言われています。実は『FFXV』の物語において非常に重要な人物であることが徐々に明らかになっていきます。ちなみに,最新のディシディアシリーズ『ディシディアファイナルファンタジーAC/NT』にも参戦したことで知名度が高まりました。

アーデンは本編で語りきれなかったエピソードがDLCとして配信されています。こちらの画像はそのパッケージデザインになります。このデザインからも光と闇の両側面を持ち合わせた人物であることが推察できますね。本編ではヴィランとして登場しますが,DLCでは…?彼はネタバレ要素てんこ盛りのキャラクターですので,気になる方は『FFXV』『FFXV エピソードアーデン』をプレイしてみてくださいね。

『FFXV エピソードアーデン』ではアーデンを実際に操作することができます。シナリオ上非常に重要とお伝えしましたが,本編では飄々としてどこまで関わっているのかもよくわかりません。その辺りを実際に操作して舞台を整えることができます。DLCまでプレイすれば,彼の両側面を理解することができます。

※こちらは『FFXV』のネタバレを含みます
FFXV エピソードアーデン

アーデンは死ねない体を持った人物で約2000年間幽閉されていたところを,ニフルハイム帝国によって解放されました。彼もまたノクティスと同じルシス王家の人間であり,初代王になるはずでした。寄生虫による感染で怪物となってしまう”シガイ化”が蔓延するなか,彼は「寄生虫を体内に取り込む力」を使って人々をシガイ化から守っていました。しかしそれは自らをシガイ化させることとなり,結果不死の体となってしまいました。そしてルシス家からは”穢れた存在”とみなされ,クリスタルは弟を王として選ぶのでした。絶望したアーデンはクリスタルからは拒絶され,婚約者は殺害され,自身は弟によって討たれました。それでも死ねないアーデンはルシス家の禁忌として幽閉され,2000年もの間絶望に苛まれ続けていたのでした。

私はアーデンのキャラクターが結構好きで,ヴィランとして非常に良い役割を果たしていると感じました。『FFXV』は割と救われないシナリオなのですが,物語としての重厚さはアーデンの存在なくしては成り立たなかったでしょう。もし未プレイでこのページを読んでいる方がいましたら,最後アーデンがどうなったのかを見届けてほしいですね。

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第6位 ゴルベーザ(FFIV)

FFIV ゴルベーザ

第6位は『FFIV』よりゴルベーザです。全身を黒い甲冑で包んだ謎の男性で,”こくりゅう”を使役しています。黒魔法の才能に長けており,ゴルベーザとの戦闘に苦戦したという方も多いのではないでしょうか。セシルが務めていたバロン王国の飛空艇団「赤い翼」の後任としてその座に就きました。そして各国へ進行して保有するクリスタルを強奪していきます。ゴルベーザはセシル一行に対して,洗脳・拉致などあの手この手で干渉してクリスタルを強奪しようとします。その様はまさに物語の黒幕といったところですが……

FFIV ゴルベーザ 洗脳
FFIV ゴルベーザ 右腕

ゴルベーザはクリスタルを回収する一行を利用したり,イレギュラーに対しては柔軟に対応するなど機転を利かせた立ち回りを見せます。その頭の良さは本編でも感じますし,魔力に活かされていることも納得できますね。画像左はクリスタル回収後,ダンジョンから出てきた一行にゴルベーザが仕掛けます。カインを洗脳してクリスタルを強奪させます。これは超有名なシーンですので,ご存じの方もいらっしゃるでしょう。”RPGの裏切りの代名詞”とされるシーンはゴルベーザが絡んでいたわけです。
そしてゴルベーザは頭が良いだけでなく,かなりタフネスな場面も見られます。クリスタルを目の前に一行とバトルを繰り広げます。そんななか大賢者テラが”古代魔法メテオ”をはなちます。ゴルベーザは瀕死の重傷を負って気絶します。…が,なんと右腕だけが動き出し,這ってクリスタルの元へ向かうのですセシルたちは止めに入ろうとしますが,ゴルベーザは右腕だけで一撃で打ち負かしてしまいます。あまりの力量に勝ち目が見えませんね…。実際ゴルベーザとの戦闘には負けイベントもありますので,プレイヤーとしても力量差が実感できると思います。頭の良さ,力量とかなりハイスペックな魔導士であることが分かりますね。

FFIV ゴルベーザ四天王

ゴルベーザは直属の部下である「ゴルベーザ四天王」を従えています。モンスターのなかでも人間に近い容姿をしており,人語を理解するなど高い知性を持ち合わせています。画像の左から「水のカイナッツォ」「風のバルバリシア」「火のルビカンテ」「土のスカルミリョーネ」と名付けられています。彼らとの戦闘では専用曲「ゴルベーザ四天王とのバトル」が採用され,人気の楽曲として知られています。また『FFXIV』でもレイドバトルとしてゴルベーザ四天王が参戦したことも話題となりました。余談ですが,『FFIV』では初めてアクティブタイムバトル(ATB)システムの戦闘が実装され,リアルタイムで戦闘が進むようになりました。ゴルベーザ四天王はこのシステムを駆使して形態・戦闘モード変化するなど多彩な戦術をとってきます。ゴルベーザが従えるだけあって,力量は確かなものですので,戦闘の際は注意深く行動するようにしましょう。

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第5位 クジャ(FFIX)

DFF クジャ

第5位は『FFIX』よりクジャです。『FFIX』本編ではなかなか全体像を見ることができなかったのですが,『ディシディアファイナルファンタジー(DFF)』への参戦によってその全貌が明らかとなりました。中性的な容姿かつユニセックスな衣装で,原作で初めて見た方はかなり驚いたと思います。性格は筋金入りのナルシストであり,自己中心的なサディストでもあります。なので原作をプレイした方からは,クジャに対して良い印象を持っている方は少ないかもしれません。

FFIX クジャ
FFIX クジャ

彼は自身以外の存在を見下しており,相手を殺すことよりもじわじわといたぶり侮辱することが好きだと自ら明言しています。また彼には物事をミュージカルに例える癖があり,用意周到に相手を陥れるまでの過程をも愉しんでいるとも捉えられますね。『DFF』シリーズでも相手を侮辱するような発言が多く,クジャらしさがうかがえます。いくつか例を紹介しましょう。ちなみに声優は石田彰さんが担当してますので,刺さる人には刺さる罵りボイスが堪能できるかも…。クジャの言動に石田彰さんはハマり役すぎますね。

ティーダ(FFX)

あんた,いちいち腹が立つ

クジャ(FFIX)

君は単純でいいね

アルティミシア(FFVIII)

戦いにも礼儀があるのですよ

クジャ(FFIX)

大人しくしててよ,おばさん

ライトニング(FFXIII)

芝居なら他でやれ

クジャ(FFIX)

君は主役気取りだねぇ‥・

そんな性根の悪い部分ばかりのクジャですが,『ディシディアデュオデシムFF012』シリーズのシナリオでは立場が一転します。戦うことを避けたり,相手に助言をしたりと常識人のような言動が見られます。そして『DFFAC/NT』では窮地に陥ったジタンとティナの前に颯爽と現れ,味方として活躍を見せます。タイトルの垣根を超えて,3人でトランスするシーンはめちゃくちゃ激熱の展開でした。

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第4位 ケフカ・パラッツォ(FFVI)

FFVI ケフカ

第4位は『FFVI』よりケフカ・パラッツォです。訳ありイケメン達を差し置いてピエロみたいな人物が上位へランクインしました。ガストラ帝国直属の人造魔導士で,強い魔導の力を得ましたがその代償として精神が崩壊しています。年齢は35歳で,幼稚で残虐な性格であり常軌を逸した言動が特徴です。『FFVI』をプレイされた方なら実感していると思いますが,ケフカは全く擁護しようのない悪役です。人をおもちゃのように扱ったり,卑劣な手段を躊躇なく取るなど強烈なキャラクターからランキング上位へと上りつめました。

極めて残忍な性格のケフカですが,それが伝わる場面があります。1つは”同盟国へ放火”です。行方不明になった帝国魔導士ティナが同盟国フィガロに匿われているという情報を入手し,同盟国フィガロを訪れます。しかしフィガロ側はしらを切るため,ケフカは放火するという暴挙に出ます。これがケフカの初接触場面ということもあり,冒頭から破綻した性格が露呈しています。
もう1つは”毒攻め”です。帝国はドマ城へと侵攻していました。このとき帝国のレオ将軍は説得するなど無血の手段で現場指揮していました。ところがレオ将軍が急遽現場を離れることになり,現場の実権はケフカが握ることに。ケフカはドマ城のわきを流れる川に触れただけで即死レベルの猛毒を流出させました。これによりドマの人々はおろか非戦闘員や捕虜の帝国兵をも皆殺しにしてしまいます。これらだけでもケフカの残虐非道な性格がよくわかりますね。

ケフカのキャラクター性は『DFF』シリーズにてさらに浮き彫りとなりました。声優は千葉繫さんが担当し,その熱演っぷりからハマリ役として有名です。テンションもさることながらアドリブを交えた表現力でケフカの壊れ具合が拡張されています。そこで『DDFF012』の宣伝も兼ねた次の動画をご覧ください。ケフカの怪演っぷりを見たい方は戦闘シーンを飛ばしてもらっても構いません。

精神が崩壊している様子が見て取れますね。最後はテキスト文もなく千葉繫さんのアドリブになります。(→ああいうのが将来,スルメなんかしゃぶりながらさ,子供に勉強しろー,勉強しろーとか言うんだろうなー)これがネタっぽさがありながらも違和感がないところがケフカの魅力ですね。ケフカだけでなく『DFF』シリーズでは色んなキャラクターとのかけあいが楽しめますので,ぜひプレイしてみてほしいですね。原作を履修しているとなお楽しめますよ。

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第3位 ジェクト(FFX)

FFX ジェクト

いよいよトップ3の発表です!第3位は『FFX』よりジェクトです。『FFX』の主人公ティーダの実の父親で,作中の人気スポーツ”ブリッツボール”(水球+サッカーみたいな競技)のトッププレイヤーでもあります。『FFX』では直接的な登場はシナリオ終盤になってからですが,その人柄が高い人気を誇りランキング上位まで上りつめました。野性味あふれる外見に所属チーム”ザナルカンド・エイブス”のマークタトゥーを身につけています。豪快かつ傲岸不遜な性格で,ブリッツでは彼にしかできない技に「ジェクト様シュート3号」と名付けるなど自尊心の強さがうかがえます。こうした言動の父親と幼少期から接してきたティーダにとっては気に入らなく「大っ嫌いだ」と公言しています。

物語冒頭,ティーダは「親父がトレーニング中に行方不明になった」と話しています。実はジェクトもまたティーダのように苦労していたことが後々判明します。ジェクトは旅で残した映像記録としてちょこちょこ登場します。ティーダはそれをきっかけにジェクトが行方不明期間になにがあったのかを知ることになります。プレイヤーもこの映像記録の情報がメインになりますので,ティーダと似たような気持ちの変遷になると思いますここが『FFX』が傑作と評される要素のひとつと言えます感情曲線」に沿ってプレイヤーが物語に没入できる環境となっているため,最後までシナリオを楽しめます。『FFX』未プレイの方はこれを機にぜひプレイしていただきたいです!

※こちらは『FFX』のネタバレを含みます
FFX ジェクト 対面

ジェクトの映像記録を見ていくと,当初の印象から大きく変わってきます。傲慢かと思いきや,ただ不器用なだけの父親だったことが判明します。常にティーダのことを気にかけ,困っている人は放っておけない人物でした。自身はスピラへととばされてしまいましたが,家族やスピラの人々の心配ばかりしていました。元の世界へ帰る方法を探してアーロン・ブラスカと旅をしますが,ついには帰還を諦めてしまいます。というのも,スピラを脅かす存在「シン」を倒すには犠牲が必要となることが判明します。ジェクトは自らを犠牲にして「シン」を撃破しましたが,また新たな「シン」が誕生してしまうのです。そしてそれがジェクトであることをティーダは知らず,スピラの世界へとやってくるのでした。

ジェクトと実際に対面する頃には,「シン」に意識を支配されそうになるところでした。それでもジェクトはティーダを想い,自身を倒すように話します。このときの「手加減とかできねぇからよ!すまねぇな…」と声をかけるシーンはあまりに切なく,ジェクトの想いが実感できます。余談ですが,このシーンの後,ジェクトとの決戦なのですが……本当に手加減なくかなり手ごわいです。

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第2位 ギルガメッシュ(FFV)

FF ギルガメッシュ

第2位はFFシリーズでおなじみのギルガメッシュです。『FFV』が初登場になりますが,「ビッグブリッヂの死闘」と共に絶大な人気を博し,その後のFFシリーズにもたびたび出演しています。エクスデス親衛隊長として登場した赤鎧姿の武者です。武器の収集が好きなようで,数々の武器を使いこなしています。本気を出すと「ギルガメッシュチェンジ」して多数の腕を持った姿を現します。声優は中井和哉さんが担当しており,キャラクター性もしっかりと表現されています。あまりに出演作品が多く紹介しきれませんので,『FFV』と『FF零式』から紹介したいと思います。

FFV ギルガメッシュ チェンジ前
FFV ギルガメッシュ チェンジ後

初登場の『FFV』では何度も戦うことになります。画像からもわかると思いますが,敵キャラにしてはめちゃくちゃ喋ります。この敵でありながらどこか憎めず,人間味を感じるところが人気を博した理由でもありますが。直情的で単純明快,仲間想いな熱血漢であることもその後のシリーズにも引き継がれています。彼との戦闘で流れる専用曲「ビッグブリッジの死闘」はFF歴代楽曲第2位にランクインするほど人気の楽曲です。何度も戦闘を重ねるなかで,普通に会話するようになってきますし,こちらとしても情が芽生えるようになってきます。ちなみに『FFV』では”ぬすむ”ことで源氏シリーズの武具を入手することができ,必死に盗んだのはいい思い出ですね。

FF零式 ギルガメッシュ

『FF零式』では少し違った雰囲気のギルガメッシュが登場します。本作では朱雀・蒼龍・玄武・白虎の4つの大国の対立構図となっていますが,ギルガメッシュは玄武の国主です。クリスタルにより使命が与えられ,それを果たすために生きるルシでもあります。ですがギルガメッシュはその使命と過去の記憶を失念してしまい,衝動的に相手の武器を求めて戦い続ける武人と化しています。これはある騒動が絡んでいるためなのですが,シナリオに関わるため割愛させてもらいます。気になる方はこちらの記事を参考に,ぜひ『FF零式』をプレイしてみてください!

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第1位 セフィロス(FFVII)

FFVII セフィロス

栄えある第1位は『FFVII』よりセフィロスです。知名度実力容姿とあらゆる面でFFを代表するヴィランということで堂々の第1位です。そしてそのカリスマ性から,年頃の男子をも心酔させた罪深きキャラクターですね。190 cm以上の高身長で長い銀髪に緑の瞳,推定3 mともいわれる長刀”正宗”を扱います。ランキング10位で紹介したジェネシスと同じくソルジャークラス1stですが,頭一つ抜けた圧倒的実力を持つことから”英雄セフィロス”と呼ばれています。しかし英雄と呼ばれていたのは闇堕ちするまでのセフィロスを指し,ヴィランとなってからは人柄が一変しています。英雄だった頃のセフィロスについては別の記事にて紹介していますので,今回はヴィラン勢としてのセフィロスを紹介しようと思います。

FFVII セフィロス 闇堕ち
FFVII セフィロス 闇堕ち

「母の名はジェノバ」―セフィロスはそう聞かされていたが,自身の出生については詳細を知りませんでした。ある時,魔晄炉調査をしていたときに実験場を目の当たりにします。そこでは動物に多量の魔晄を浴びさせる実験が行われていました。人間さえも実験サンプルにされ,その様はまるでモンスターのような形相。セフィロスはソルジャーを「魔晄を浴びて超人的な力を得た人間」と認識していたが,ここで疑問を抱き始める。

「……子供の頃から俺は感じていた。俺は他のやつらとは違う。俺は特別な存在だと思っていた。」
「しかし,それは…それはこんな意味じゃない…。俺は……人間なのか…?


その後彼はかつて実験施設として使われていた神羅屋敷に籠りきり,何かに取りつかれたように資料を読み漁ります。そこで知ったこと,自身の出生の詳細などがきっかけとなり,セフィロスは闇堕ちして村を焼き払い,村人を惨殺するという暴挙に出てしまうのです。このときセフィロスは勘違いをしてしまっていることが後々プレイヤー側では分かります。彼はそのことに気づかず,暴走し続けてしまうのですが…。

それからのセフィロスは皆さんご存じのクラウドの因縁の相手として何度も現れます。それこそFFの垣根を越えてスマブラでも対決する始末。スマブラ参戦ムービーは緊急発表だったこともあり,非常に話題になりました。FFを知らない方にも知られるようになりました。もし見たことのない方はこちらをご覧ください。

開幕からスマブラSPのラスボス”キース”を一刀両断。手を掲げて辺りを一変させたり,数々のファイターを圧倒していく様は『FFVII』での英雄の名に恥じないように演出したためでしょう。実際,『FFVII』関連作品のなかでもセフィロス本人が敗北するシーンは稀です。特にマリオに牙突するシーンはかなり攻めた演出でしたね。何故こんな演出をしたかというと……原作リスペクトですね。元になったのは『FFVII』の2年後を描いた映像作品『FFVII アドベントチルドレン』での戦闘シーンです。8分30秒の少々長い映像ですが,随所に再現されたシーンが写っています。加えてセフィロスの力量も伝わると思いますので,ぜひご覧ください。

拮抗しているように見えますが,セフィロスには余力があるように感じますね。ここで現れたセフィロスはリユニオンしたことで出現しました。リユニオンとはその名の通り”再集結する”こと。その性質はセフィロスの出生,母・ジェノバが大きく関わっています。『FFVII』においてもセフィロスはリユニオンを目的にして各地で行動していました。行動の意図が読めないことから,「結局セフィロスは何がしたいのか?」と思ったプレイヤーも多いのではないでしょうか。リユニオンでは一体何が集結するのか?何故リユニオンしてセフィロスが出現したのか?この辺りの本質は『FFVII』『CCFFVII』をプレイしていただくと理解できます。セフィロスが英雄から堕ちていく展開もよくわかりますよ。

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最後に…

最後まで読んでいただき,ありがとうございます!今回はヴィラン勢に限定したランキング10をご紹介しました。紹介したキャラクターたちにもバックグラウンドを与え,単なる””としていない点は日本独特の文化だと思います。そのおかげもあってキャラへの理解はもちろん,シナリオとしての奥深さにも影響を与えるため彼らの活躍は目を見張るものがありますね。ただ物語の核心に触れる要素も盛りだくさんなので,あまり詳しく紹介できなかった点はご了承ください。そこで皆さんにお伝えしたいのは,実際に作品をプレイしていただくことで,彼らの本当の魅力を知っていただきたいということです。私からは,「悪役であっても魅力あるキャラクターがいるよ!」ということをお伝えするような内容をお届けしました。

繰り返しになりますが,ヴィラン勢はRPGに不可欠な存在です。彼らなくして物語は結末を迎えることはできないので,RPGをプレイするときは注意深く観察しておきたいところです。ちなみに今回紹介したキャラクターは必ずしもラスボスではないということはお伝えしたいと思います。本記事以外でも,人気キャラクターランキングをまとめていますので興味のある方はぜひご覧ください。本記事は以上になります。最後までご覧いただき,ありがとうございました。




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